群馬県前橋市の道路で、前を走る車の陰から突然姿を現した黒い影…。
映像が撮影されたのは1月23日午前9時半過ぎ。黒い影の正体はポニーです。
目撃者:
「前の車、トラックが減速してきて、突然大きな影が見えたっていう状況ですね。大きい犬かと思いました」
2頭のポニーは車線をはみ出しながらしばらく走ったあと、道路からそれて行きました。
目撃者:
「動揺しました。どういうことなのかなと思って。他の車もいっぱいいる通りだったので危ないと思って」
ポニーは近くの施設から逃げ出したそうで、通報を受けた警察が施設からおよそ1.5キロ離れた公園に追い込み、確保しました。
目撃者:
「走るのが早いから、追いかけていくパトカーの先頭をバンバン走っていました」
ポニーは無事、飼い主の元へ返されましたが、飼い主は「施錠が甘く柵から出てしまった」と話しているということです。
今回の法的な問題点について、菊地幸夫弁護士に伺います。
菊地弁護士:
「もちろんポニーに罪はありませんが、飼い主には責任があると思われます。ポニーなどを飼う場合には、化製場法という法律の規制があります。施錠が甘かったということですから、『飼い主さんの落ち度』という指摘は避けられないということで、例えば行政から指導や処分があるかもしれません。
また、もし事故が起こり、人を傷つけていれば過失傷害罪、あるいはその賠償責任ということにもなりますので、飼い主さんはしっかりと施錠をお願いします」
(関西テレビ2月1日放送『報道ランナー』内「菊地弁護士のニュースジャッジ」より)