【キャンプに来た女性】
「家族で楽しむにはキャンプが一番いいかなって」
夏のレジャーといえば、やっぱりキャンプ!
実は、キャンプを楽しむ人は年々増えていて、国内アウトドアの市場規模も5000億円を突破。
しかも…
【キャンプに来た家族】
「コロナ(の移動自粛)が解禁したので家族みんなで久しぶりの再会なんです」
「密じゃないところの方がいいかなと思って企画しました」
「最高です」
キャンプ場も感染対策を取り入れ、3密を避けながら楽しめると今年さらに注目されています。
大阪市内のホームセンターでは、テントなどを中心にキャンプ用品が売れているそうで…
――Q:売れ行きは例年と比べると――
【ホームセンターコーナン南津守店 チーフ 坂元大地さん】
「(3~5月期は)例年の4割増しとなっております」
そして、これまでのイメージを覆しキャンプ料理もおいしくオシャレに進化。
いまや自宅でのキャンプも定番に!? 楽しみ方も多様なイマドキキャンプに迫ります。
【薄田ジュリアキャスター】
「兵庫県養父市にきました。スキー場の斜面にはたくさんのテントが張られて大勢の家族で賑わっています」
大阪・神戸から車で約2時間半。
美しい山々の絶景に…日本一にも選ばれたこともある満天の星。
大自然の魅力が詰まった、こちらのキャンプ場。
約2か月の休業を経て、ドライブスルーでの受付や入場制限など、新型コロナ対策の新ルールを取り入れ5月末から再出発しています。
【若杉高原おおやキャンプ場 運営責任者 苅田嵩さん】
「コロナの影響でというか問合せもすごく増えましたし、ファミリーの初心者さんも今キャンプを始められる方が多いと思います」
この日、初めてキャンプに来たという家族は…
――Q:なぜキャンプを始めようと
【初めてキャンプに来た家族】
「やっぱり自粛期間も長かったじゃないですか。ここだと開けた場所ですし、マスクなしで久しぶりに過ごせるということが大きかった」
「(道具は)給付金で買った。20~30万円ぐらいじゃないですかね」
日常を忘れさせてくれる、キャンプならではの解放感。
“もっと気軽に楽しみたい!”という人には…
近場で便利な都市型キャンプ! お得なサービスも充実しています!
7月3日の開業に先立ち、この日、プレオープンした大阪府泉南市にある「RECAMPりんくう」。
大阪市の中心部から車で1時間以内で行ける、オーシャンビューが自慢のキャンプ場です。
【岸和田市から来た女性】
「海辺で空港も見えるしすごい夕日がきれいだったので、それを楽しみに」
【泉佐野市から来た男性】
「近いのと綺麗な景色がいい。オシャレですし」
キャンプ場のすぐそばに、買い出しに便利な大型ショッピングセンターがあるのも都市型ならでは。
ここでは近場を楽しむローカルキャンプを提案していて、大阪府民にはお得な特典が…
【RECAMPりんくう 浅海泰介マネージャー】
「(7月14日まで、大阪府民への特典として)アーリーチェックインとレイトチェックアウト、通常は料金がかかるところを無料で提供」
「ほかには金土日と連泊割引、例えば2泊しても一日分が無料となっています」
さらにこちらは、大阪市内から車でわずか20分の距離にある「舞洲バーベキューパーク」。
初心者には嬉しいコンロなどのレンタルのほか、食材の購入も可能で手ぶらで日帰りキャンプを楽しめます。子ども向けのアトラクションも充実していて、自粛生活のストレス発散にもピッタリです。
【高槻市から来た家族】
「(子供たちが)家の中で大暴れなんで、ここなら走り回れるしいいかなと」
【舞洲バーベキューパーク・奥村元さん】
「うちはバーベキュー施設ですけど、テントを張られる方も多いので流行は感じますね。僕はこの仕事始めてから興味持ちましてバイクでキャンプに行ったりドハマリ中ですね」
キャンプブームが盛り上がるにつれ、その楽しみ方も多様化しています。
【キャンプ経験者の女性】
「このへんは手作りなんで。棚も手作りです。DIYキャンプ、きてますよ」
道具を手作りして楽しむDIYキャンプ。
そして、こちらは…
【ソロキャンプに来た男性】
「町内会の役員のおじさんたちです。いま流行ってますよねソロキャンプ。皆さんやりたいということで」
一人の時間を楽しむ今人気のソロキャンプに、みんなで初挑戦!
さらに…
【ソロキャンプに来た男性】
「ビア缶チキンというのを作ろうと思っています。(丸鶏の)お尻からビールの缶を差し込んで、アルミホイルで包んで焼いたらおいしい…らしい」
そう、キャンプ料理もいま進化しています!
バーベキューだけじゃない! “脱アミ”でもっとおいしく!
これまでのキャンプといえば、網を使った料理が定番でしたが…こちらのカップルの夕食は。
【キャンプに来たカップル】
「きょうは手羽元のから揚げなんですけど、こういうホットサンドプレートで、この中に手羽元を入れて両面焼いてって感じ」
そう、最近は便利な調理道具を使ってオシャレで美味しい料理を楽しむ人が増えているんです。
こちらの親子は仲良くピザ作り!
【キャンプでピザを作る母親】
「子供らがトッピングしたり、こねるの楽しんでくれるかなと思って」
ところで、あのビア缶チキンはうまくできたのでしょうか。
【ビア缶チキンにチャレンジする男性】
「ちょっと色悪いな。あ、こっちだけ撮ってください。裏は生焼けです。失敗でーす!くそー!」
結局、ダッチオーブンで焼いて食べたそうです。
キャンプ上級者の中には本格的な調理器具を揃える人も。
――Q:どれくらいかけてきたんですか道具に
【キャンプ上級者の男性】
「200万くらい」
【男性の友人】
「まだ前菜2品だけなんですけど、今日はコースを作ってくれる」
【キャンプ上級者の男性】
「ローストビーフ、エビフライ、イカの香草焼き、シメの卵かけごはん」
こだわりの道具で作る、いつもの食卓以上に豪華なキャンプ料理。その味わいは格別のようです。
一方で、こんなキャンプも…
【薄田キャスター】
「見えます?焚火の映像を流している」
【軽部春希さん】
「外出自粛で外に出られなかったのでおうちでもキャンプの雰囲気を」
自宅に居ながらキャンプ気分⁉ 意外なメリットもあるんです!
今キャンプ専門誌などがこぞって特集している“おうちキャンプ”。その名の通り自宅でキャンプを楽しむというもので、外出自粛の動きの中でジワジワ人気が。もともとキャンプ好きだというカップルの宮西さんと軽部さんもその魅力にハマったそうです。
【薄田キャスター】
「椅子も、ダイニングテーブルも、器も…キャンプ用?」
【宮西佑弥さん】
「きょうはもっぱらキャンプ用で」
もちろん料理もキャンプ用の道具を使って作ります。
【薄田キャスター】
「うわー、最高!これ普段からキャンプ場で作っているんですか。オシャレだな」
【薄田キャスター】
「いただきます、うーん、めちゃくちゃおいしい!家で作るとキャンプ気分味わえますね」
照明を落とし、焚火を囲んで。気分はもはや大自然の中です。
【宮西さん】
「普段のキャンプと比べても楽しいし、片付けとか設営も面倒くさいですけど家の中やとそれがないからいい」
【軽部さん】
「天気の心配もない。これはこれでね、アリやなとすごい思って」
キャンプ特有の非日常感が気軽に味わえると、実家の庭などでも楽しんでいるそう。
そして、おうちキャンプは災害時への備えにつながると気づいたそうです。
【軽部さん】
「キャンプ道具が災害時にも使えそうで。ガスコンロもあるしバーナーとかも触れるようになって安心。
数日間は生きていけそうというか」
「普段友達とか『キャンプしたいけどできない』『よく分からへん』とか多いんですけど、こういう感じでおうちキャンプみたいに始めたら気軽にできるんじゃないかなと」
【薄田キャスター】
「初心者が始めるきっかけにもなるかもしれませんね」