説明の後、検査キットを受け取り、各自で唾液を採取、検査機関に送る
新型コロナウイルスの感染の再拡大をいち早く察知するため、5日、大阪・兵庫・京都でモニタリング検査が始まりました。
モニタリング検査は、繁華街などで無症状の通行人に無作為に声をかけ、説明を行った後でPCR検査のキットを配布して行われます。
検査に協力する人は、手渡された検査キットで唾液を採取し、各自で検査機関に送ります。
結果は後日、専用のアプリで知る仕組みになっていて、陽性の場合は自分で保健所に届けることを前提としています。
検査キットや送料は無料で、検査を受ける人の料金的な負担はありません。
検査キットを受け取った人は…
「自分からはなかなか行かないので、たまたまなんですけど声かけてくれたら協力したいです。とてもいい機会だなと思いました」(大阪市内)
今後、3府県はそれぞれ1日あたり1000件の検査を目指すということです。
大阪府の吉村知事は「波の急拡大をできるだけ早くキャッチすることが重要だと思っています。今回のモニタリング検査が、急拡大を捉える方策の一つにならないか、簡単ではないがチャレンジしていきたい」話しています。