兵庫県では11日、新たに53人が新型コロナウイルスに感染したことが分かりました。
また、県内で8人が死亡しています。(神戸市3人、尼崎市1人、西宮市3人)
兵庫県が示す基準案では、「直近1週間平均の1日の新規陽性者数が78.1人以下」「重症病床使用率が50%未満」の両方を7日連続で満たすことを、緊急事態宣言解除の条件としています。
兵庫県の週平均の新規陽性者数は「69.4人」で2日連続で基準を下回りました。
一方、重症病床使用率は「57.8%」で基準を満たしていません。
また、宿泊療養施設の使用率は19.4%に留まっています。
県担当者はこの理由について、「若くて持病がない人が宿泊療養になるが、その数が減少している」と説明しています。
一方で、重症化リスクの高い人が入院待ちで自宅待機となる「逆転現象」も起きています。
これを減らそうと兵庫県は先月23日から、西宮市内のホテルにDMAT(災害派遣医療チーム)を派遣して、「医療強化型」の宿泊療養施設として医療ケアが必要な患者を受け入れています。
●病床使用率(確保病床)病床全体…55.2% 重症病床…57.8%
●実質的な病床使用率(運用病床)病床全体…60.9% 重症病床…67.0%
●入院等調整中の患者数…243人(前日比4人増・宿泊療養の調整を含む)
●直近1週間平均の陽性率…4.2%
※いずれも11日午前0時現在。