大阪府の吉村知事は、新型コロナウイルスワクチンの医療従事者への優先接種に向けた「大阪モデル」を発表しました。
ワクチンの保管や配送を一括で行う「配送センター」を新たに整備するということです。
【大阪府・吉村知事】
「取り扱いが難しいワクチン、また多人数に及ぶ接種でもある。医療従事者の方に的確に簡単に早く確実にワクチンの接種を実行する」
大阪府では接種を希望した医療従事者約31万人に対し、府内の427の医療機関でファイザー製ワクチンの優先接種を行います。
ファイザー製ワクチンは保存が難しく、配送も短時間で行わなければいけません。
そのため大阪府はワクチンの保管、医療機関からの受注、配送を一括で行う『配送センター』を大阪市内に整備すると発表しました。
受注に応じて、接種に必要な器具なども小分けして送る事で、それぞれの医療機関はワクチンを打つだけでいいような仕組みにするということです。
また、「LINEアプリ」を活用した予約システムを導入し、医療従事者は都合の良い日時や場所を選び接種できるようにします。
【大阪府・吉村知事】
「基本的にはLINEを通じて予約できるシステムにしたい。(電話予約と比べて)接種病院の予約管理の負担は大幅に軽減できる」
医療従事者への優先接種は、3月上旬からを予定しているということです。