公演内容
第33回読売演劇大賞杉村春子賞、第76回芸術選奨新人賞を受賞するなど、目覚ましい活躍を見せる尾上右近の自主公演「研の會」。第十回をもって最終回と宣言していた通り、今年でファイナルを迎えます。
東京・大阪の二都市上演も3年目となる本公演。初役や珍しい演目への挑戦でも注目を集めてきた「研の會」では、今回は長らく上演されていなかった「藝阿呆」に取り組みます。
さらに、初役となる「鷺娘」に加え、第一回「研の會」で初役として勤め、昨年4月に歌舞伎座で好評を博した「春興鏡獅子」を披露いたします。
演目
一、「藝阿呆」
劇作家・小説家として人情あふれる世界を描いた安藤鶴夫の異色作で、1960年に八世竹本綱大夫、十世竹澤彌七の名コンビにより民放のラジオ番組で制作初演されました。明治の義太夫の巨星・三代目竹本大隅太夫と、先輩格で相三味線を弾いた近世の名人二代目豊澤團平の二人の物語を中心に、義太夫節に命を吹き込む苛烈な人間模様を描いています。八世綱大夫とは終生の友であった十七世中村勘三郎が、1979年に勘九郎時代の十八世勘三郎と初演し、1981年には歌舞伎座で再演されました。(共演は五世中村富十郎)。今回は尾上右近が義太夫に生きた伝説の名人のエピソードをひとりで演じます。
二、「鷺娘」
恋の思いに苦しむ娘の姿を白鷺の寂しげな姿に重ね合わせた舞踊作品。しんしんと雪が降る水辺の柳の下に、蛇の目傘を差した白無垢姿の娘がひとり佇んでいます。娘は実は道ならぬ恋に悩む白鷺の精。一途な恋心を綴っていきますが、 いつしか白鷺の姿に戻った娘は、遂げられぬ恋に苦しみもがき、降りしきる雪の中息絶えるのでした。
三、「春興鏡獅子」
一人の俳優が“可憐な娘”と“勇壮な獅子の精”を踊り分ける格式高い舞踊作品。小姓の弥生が将軍の前で踊りを披露し、飾られた獅子頭を手にすると獅子の精が乗り移る、という作品です。前半は気品のある娘、後半は荒々しい獅子の精という対照的な役を1人で踊り分ける点が見どころです。
出演
尾上右近
一、藝阿呆
立方:尾上右近
文楽座特別出演
竹本織太夫
竹澤團七
二、鷺娘
鷺の精:尾上右近
三、春興鏡獅子
小姓弥生 / 獅子の精:尾上右近
胡蝶の精:尾上琴也
胡蝶の精:丸山紗奈
公演スケジュール
日程
2026年9月5日(土)~6日(日)
昼の部11:00開演 / 夜の部16:30開演
会場
国立文楽劇場(大阪市中央区日本橋1-12-10)
料金
特別席¥23,000(特典付き)
一等席¥13,000
二等席¥9,000
※全席指定・税込
※未就学児童入場不可
※鑑賞サポート実施日:9月6日(日)
※車いすでご来場のお客様は、事前にお問い合わせ先までご連絡ください。
チケット発売日
2026年7月19日(日)10:00~
プレイガイド
- 主催
- 尾上右近事務所 / 関西テレビ放送株式会社
- 協力
- 松竹株式会社
お問い合わせ
尾上右近事務所
info@onoeukon.info