2023年5月19日(金) 深夜1:25~2:25

内容
子どもに対する「5つの無料化」や全国初の施策を連発し、10年連続の人口増を達成するなど、「やさしい明石」の立役者となった。
その一方で、議会との対立や「暴言」が度々報じられる。今回、政治家を引退するのは2度目の暴言の責任を取る形だ。


去年10月、今度は議員への暴言で政治家引退を表明した泉氏の取材を再開。市役所を去るまでの半年間を追った。4年前から重ねた泉氏へのインタビューは12時間を超える。さらに今回、30人以上の関係者から話を聞いた。
見えてきたのは、詰将棋のような緻密さで決めた目標を達成していく政治家「泉」と、その時々の感情のまま喜怒哀楽を爆発させる人間「房穂」の2つの横顔。そして子どもの頃から燃やしてきたという故郷明石への「復讐心」と「愛」だ。


結果は市長、県議会議員、市議会議員に送り出した7人全員を、凄まじい得票数で当選させた。地方政治史に巨石を投じた泉房穂とは、一体何者なのか。
語り

コメント
講談調でのナレーションを終えて、いかがでした?
まさにこの泉前市長の人生の選択が見えて、楽しかったですね。
流されている人生ではなくて、常にどのポイントでも、自ら選び取っている。その選び取っている瞬間っていうのが、人間にとって一番心が動く瞬間だと思うんですね。心を動かすのが芸能の基本なので、そういう意味では非常に興味深い方でした。講談になる人生だなと思いました。
前例が一番嫌いだっていう話がありましたけれども、まさに今、前例ではどうしようもない時代になっていて、ただ前例に従わないとあまりにも軋轢が生まれるので、大抵は軋轢生まないようにするんですけれども、ものすごく軋轢を生んででもやりたいことはやらないと、もうギリギリのところまで来てるぞという切迫感は、すごく感じましたね。
もし戦国時代に生まれていたらすごい武将になってたかもしれませんね。
秀吉ですか?
視聴者に、どんなメッセージが伝わったらいいなと思われますか?
市民からしたら、とてつもなく良い市長だったのが、議会の人から見たら、とてつもなく堪らない人。昔の仲間からしても、まるで裏切られたかのように思う。奥さんからも、あんなことを言われるって…。同じ人なのかと思いますよね。
でも多分それが世の中で、僕たちって結果的に一面しか見れないんだな、多面的には、人というものは見れないし、世界を見れないんだなあっていうことを、この番組を見て、感じていただきたいですね。
スタッフ
- ディレクター
- :宮田輝美
- 撮影
- :信濃彰宏
- 編集
- :北山 晃
- プロデューサー
- :萩原 守