2019年5月16日(木)深夜0:55~1:50
舌禍~「暴言」市長は圧勝した~
内容
「火をつけてこい」
1年半前の音声が流出した。「暴言」の主は泉房穂明石市長だった。
「暴言」は部下へのパワハラとして全国のメディアを駆け巡り、市役所には批判が殺到する。報道から3日後、泉市長は暴言の責任を取ると辞職を表明した。
「暴言」の音声データには、続きがあった。
交通事故が多かった駅前の幹線道路を古いビルを立ち退かせることで拡幅する計画が進められていた。問題となった「暴言」は、この事業の進捗の遅さに対する泉の怒りからくる発言だった。
新聞がその全貌を報じると、批判一辺倒の世論が「市民を思うが故の発言」という擁護論へと傾いていく。
乳児を抱えた主婦たちが、泉に再び市長選挙に出馬してほしいと願い、街頭署名を始めた。彼女達が街頭に立ったのは、泉の子育て支援策などへの感謝の気持ちだった。
「暴言」の音声データには、続きがあった。
交通事故が多かった駅前の幹線道路を古いビルを立ち退かせることで拡幅する計画が進められていた。問題となった「暴言」は、この事業の進捗の遅さに対する泉の怒りからくる発言だった。
新聞がその全貌を報じると、批判一辺倒の世論が「市民を思うが故の発言」という擁護論へと傾いていく。
乳児を抱えた主婦たちが、泉に再び市長選挙に出馬してほしいと願い、街頭署名を始めた。彼女達が街頭に立ったのは、泉の子育て支援策などへの感謝の気持ちだった。
そして多くの市民が口にした。「音声が出たタイミングがおかしい」
告示3日前に出馬を表明し、車もポスターもないところからの選挙戦だった。
対立候補はそれを計算ずくとし、「パワハラを許してはいけない」と演説で訴えた。
告示3日前に出馬を表明し、車もポスターもないところからの選挙戦だった。
対立候補はそれを計算ずくとし、「パワハラを許してはいけない」と演説で訴えた。
そして、泉は再び、明石市長となった。
泉はなぜバッシングを圧勝に変えることができたのか?
出直し市長選挙を通じて考える。
泉はなぜバッシングを圧勝に変えることができたのか?
出直し市長選挙を通じて考える。
ナレーション
豊田康雄(カンテレアナウンサー)
スタッフ
ディレクター:宮田輝美
撮影:井上真一
編集:北山晃
プロデューサー:萩原守
撮影:井上真一
編集:北山晃
プロデューサー:萩原守