2026年6月9日(火)

第525回 奈良街道「~街道に残る小野小町の伝説~」

奈良街道—ならかいどう

奈良街道
奈良街道
京都市山科区を通る奈良街道。
街道沿いにある隨心院は、小野小町ゆかりの場所で、邸宅の跡や井戸などが残り小町の恋にまつわる伝説の舞台となっています。
奈良街道、そこには【悲劇の恋物語を伝える轍】がありました。

紹介した内容

隨心院—ずいしんいん
隨心院は平安時代、和歌の名手で、絶世の美女といわれた小野小町ゆかりの場所です。
小町が顔を映し、化粧をした小町化粧井戸や受け取った多くの恋文を使って作られた文張地蔵尊像が残ります。
隨心院
隨心院

道の記憶 百夜通い伝説

小町榧—こまちがや
小町は、離れた土地に住む貴族、深草少将に求愛され「百夜訪ねてくれたら受け入れる」と伝えました。
少将は毎晩訪れましたが、あと一夜のところで病に倒れ、亡くなってしまいます。
小町は悲しみ、来るたびに集めていた榧の実を植えました。
成長した大木は、今も小町榧として寺の近くに残ります。
小町榧
小町榧