SDGs出前授業・中学生とともに考える「戦争とSDGs」

SDGs出前授業・中学生とともに考える「戦争とSDGs」

SDGs出前授業・中学生とともに考える「戦争とSDGs」
2023年9月22日(金)、兵庫県神戸市立高倉中学校で、報道センターの中村隆郎センター長と籾山あやの記者による出前授業を実施しました。
はじめに、中村センター長が、普通にテレビを見ているだけではわからないニュースの裏側について授業を行いました。
神戸市立高倉中学校
まず、中村センター長は生徒たちに、阪神タイガースが優勝して話題となった「パインアメ」についてのニュースを見せました。明るく陽気な内容だったため、生徒たちからは笑いが起きるなど和やかなムードで授業はスタートしました。
中村センター長は、報道とはどういった仕事なのか、また取材をするうえで気をつけなければいけないポイントや心構え、そして映像を編集するときの苦労についても話しをしました。短いニュースでも裏ではその何十倍もの時間がかかり、大変な作業だと説明します。
「ニュースをただ見ているだけでなく、そのニュースのテーマについて考えることや、ニュースの裏側を知ることで、普段のニュースを違った視点から見てほしい」と話し、生徒たちからは「ニュースを多様な視点から考えることができるようになった」「普段、テレビに触れる機会はほとんどないが、ニュースの裏側に興味を持った」などといった感想が聞かれました。

続いては、籾山記者による授業です。内容は戦争とSDGsについてです。
神戸市立高倉中学校
まずは、神戸空襲を経験した人の話を取材した、『newsランナー』の特集を見ました。籾山記者は、戦争は昔のこと、自分とは関係が無いと思っている人が多いことに危機感を抱き、戦争の被害が神戸でもあったことを知ってもらうために、このニュースを取材したこと、このニュースをきっかけに、家族でも戦争の話をして、経験話を聞くことなどにつながってほしいという思いがあると伝えました。籾山記者は、生徒たちに「戦争を経験した人から話を聞くことで、大人になったとき、その恐ろしさを次の世代にしっかりと伝えられるようになってほしい」とメッセージを送りました。
生徒たちからは、「地元の神戸にも戦争があったことを知り、悲しくなった」「戦争は悲しいことだが、話を聞きしっかり次に伝えていかないといけない」といった感想があがり、籾山記者の思いはしっかり伝わっているようでした。
神戸市立高倉中学校
最後は、みんなでニュースの原稿を読むことにチャレンジしました。生徒は、時間内に読まなければいけないことを難しそうにしていたものの、終始楽しそうに取り組む姿が印象的でした。

今回の経験が生徒の皆さんの成長へと少しでもつながればと思います。
SDGs出前授業オンライン体験はこちらからご覧ください。
https://www.ktv.jp/sustainability/onlinetaiken/