高速道路で目を疑う光景が…。白い車の運転席でハンドルを握っているのは、幼い女の子。現場は山梨県内の中央道。当時、渋滞していたようです。
女の子がハンドルから手を離すと、窓の外に出していたドライバーの右手はハンドルの方へ。しかし女の子が再びハンドルを握ると、ドライバーは右手を窓の外に戻しました。
目撃した人:
「ちょっと目を疑ってしまったんですけども、女の子は大きくても4歳はいかないと思うんですよね。男性の方(ドライバー)なんですけど、多分ハンドルを握っていないように私には見えたんですよね」
現場付近の道路は…。
(リポート)
「結構カーブのある道路です。今、一番左の車線が消えてしまいましたね」
カーブや車線変更など、ハンドル操作が多く必要な道路での危険な行為。
女の子は義務となっているシートベルトもチャイルドシートも使っていなかったとみられています。
今回の法律的な問題点について、菊地幸夫弁護士に伺います。
菊地弁護士:
「道路交通法違反だらけで、運転手に責任があると考えられます。運転手は、運転の視界を遮るようなものを置いたり、またそのように人を乗車させたりしてはいけません。1つ目は乗車方法違反ですね。
2つ目はいわゆる一般的な安全運転義務違反。それから3つ目はチャイルドシートなりシートベルトなりをしていない義務違反。
さらに4つ目として、子供さんに運転を任せてしまっているということだと、無免許運転の教唆にもなりかねないという大変なことです。是非やめていただきたいです」
(関西テレビ9月28日放送『報道ランナー』内「菊地弁護士のニュースジャッジ」より)