9月20日、千葉県で行われたプロ野球、ロッテ対オリックスの試合中に突然、鳥の群れが乱入。
鳥を追い払うため選手をベンチに下げ、21分間の大作戦が繰り広げられました。
<球場アナウンス>
「場内の鳥を場外に出すため照明を一度暗くさせていただきます」
まずは真っ暗作戦。さらに徹底させるため…。
<球場アナウンス>
「お客様にお願い申し上げます。お手持ちのスマホのライトを一度消していただけますでしょうか」
客も協力しますが、まだ鳥の姿が。作戦は次の段階へ。
<球場アナウンス>
「BGMで鳥の鳴き声、大きな音を出させていただきます」
しかし、鳥は人工芝の上でのんびり。それならばと別の音で再びトライしますが、やはり効果はありません。
と、その時、暗闇のグラウンドにロッテの選手が現れ…バットで威嚇。そして最後はスタッフのホイッスルでようやく追い払うことに成功しました。
21分間の中断後、無事に試合は再開されました。
こうした野生の鳥の扱いに関する注意点について、菊地幸夫弁護士に伺います。
菊地弁護士:
「もし鳥を傷つけてしまうと鳥獣保護法違反にもなりかねません。例えば、『ボールで鳥を追い払ってしまえ!当たった!』となると、野生の鳥類を傷つけることを禁止している鳥獣保護法でアウトになる可能性があります。一方、今回のようにロッテの選手が鳥を傷つけないように追い払ったのはセーフと言えると思います」
(関西テレビ9月28日放送『報道ランナー』内「菊地弁護士のニュースジャッジ」より)