兵庫県尼崎市の市議が不正に政務活動費を引き出した問題について、百条委員会が市議に辞職を求める内容の報告書が議会で了承されました。
市議は19日、辞職願を提出していて、さきほど辞職が許可されました。
■政務活動費およそ200万円を着服した業務上横領の罪などで在宅起訴 その後250万円引き出したことをめぐり百条委員会が設置
尼崎市議会の光本圭佑議員は、2019年から2021年にかけて当時所属していた「日本維新の会」の政務活動費およそ200万円を着服した業務上横領の罪などで在宅起訴されました。
さらに光本議員が2022年4月に所属していた維新会派の政務活動費250万円を引き出したことをめぐり、百条委員会が設置されていました。 光本議員は公用の口座を作って保管していたと説明していましたが、実際には口座に現金は移されておらず、つじつまを合わせるために、のちに他人から250万円を振り込んでもらっていたことが判明しました。
■光本議員は19日すでに議会に対して辞職願を提出
これをうけ、百条委員会は「入出金記録を再三偽造し虚偽の説明を繰り返した。自ら辞職の判断を下すべき」などと記載した報告書をまとめ、さきほど=21日午前、議会で承認されました。
光本議員は19日、すでに議会に対して辞職願を提出していて、さきほど辞職が許可されました。
光本議員は辞職の理由について「百条委員会の辞職要求を受けてではない。理由は裁判白黒ついていない中で6月の市議選にでないから。選挙に出ない以上議員報酬をもらい続けることはできない」という内容の発言をしています。