JETRO=日本貿易振興機構などがハリウッドの業界関係者を招き、 日本の映像業界とのつながりを強めるためにイベントを開催。 是枝裕和監督、俳優の笠松将さん、月川翔監督らが参加しました。
LA支局の水本翔特派員がリポートします。
こちらハリウッドには、是枝監督ら著名人が集まり、日本作品をプッシュするイベントが開かれています。
JETRO=日本貿易振興機構などがハリウッドの業界関係者を招き、 日本の映像業界とのつながりを強めるためにイベントを開催しました。
アメリカの大手エージェントと契約して活躍する、俳優の笠松将さんや、「幽☆遊☆白書」の実写作品を手がける月川翔監督も参加しました。
【笠松将さん】「僕らが今いる時代は、第2、第3の言語っていうのが認められつつある。その中で言語の壁、これはもちろんなんですけど、それよりも自分の一番大切な物、例えば、僕だったらお芝居とか、そういうものにしっかり向き合った結果、言語の壁というのは、意外と簡単に超えられるんじゃないかなと信じています」
【月川翔監督】「世界の観客に、面白いものをまだまだ届けられるなという感じがしているので、なんとかロサンゼルスの映画人たちと一緒に、日本の作品を世界に送り届けなたいなと思っています」
カンヌ国際映画祭で、最高賞パルムドールを受賞した、映画「万引き家族」などを手がける是枝監督は、集まった関係者に感謝を伝えました。
【是枝裕和監督】「なかなか海外で活躍する日本の映画人、映像業界で働く人たちはすごく少なくて、韓国や中国の方に比べると。心細いなと思うことが多かったんですけど、こうやって集まってみると、こんなに仲間がたくさんいるんだって、すごく勇気づけられる。ちょっと明るい未来が見えてきたかなと思っていますので、みんなで力を合わせて頑張っていければなと思います。ありがとうございます」
【是枝裕和監督】「これから40代、30代、20代の作り手たちが、いま世界に羽ばたいていくには、すごくいいチャンスだと思っているので、その後押しを、きょうのイベントもたぶんそうだと思いますけども、こういう形で知っていただけるというのは、とてもありがたいなと思ってます」
ことし、アメリカではアカデミー賞を日本作品がダブル受賞。「SHOGUN 将軍」がエミー賞を史上最多受賞するなど、日本関連作品は高い評価を受けていて、世界からの期待も高まっています。