5日、愛媛県宇和島市の岩松川に現われたジンベエザメが6日、川で死んでいるのが見つかりました。
また、大阪の水族館・海遊館が10月に放流した個体であることが確認されました。
5日午前8時ごろ、愛媛県宇和島市津島町の岩松川で散歩をしていた人がジンベエザメを見つけました。
体長6メートルほどで日中は泳ぎ回る姿がみられたものの、潮が引いた5日午後5時ごろにはじっとしていることが多くなっていました。
■「頭の模様が海くんに似ている」
そして6日、大阪の水族館「海遊館」の職員が現地を訪れました。
海遊館は月3日、高知県の土佐清水市沖でジンベエザメを放流していて同じ個体かどうか調査するためです。
【海遊館・広報チーム 田井康之さん】「頭の模様が似ているというのがあります。海遊館では海くんという愛称をつけていました」
こうした中、5日午前、市のドローンによる捜索で、川の中央で沈んでいるジンベエザメを発見。
さらに、海遊館のダイバーがジンベエザメが死んでいることと海遊館が放流した個体であることを確認しました。
【ダイバー】「あそこにいたジンベエザメは「海」くんで、死亡していました」
【海遊館・広報チーム 田井康之さん】「放流時にデータロガーをという回遊経路を調査する、データを収集する機械があるんですが、それを取り付けた跡と、体の模様などから確認しました。あまり心情的なことは現状申し上げられないです。我々も「海」くんに色々なことを教えてほしかったなというところです」
海遊館では死んだジンベイザメの解剖を行うなどして、今後の研究に役立てたいとしています。