FNNが週末に実施した世論調査で、石破内閣の支持率が10月に比べて10ポイントほど下がった一方で、石破首相の続投を支持する人が半数を超えました。
※FNN世論調査
調査期間:2024年11月2日・3日
電話調査(RDD固定・携帯電話)
全国18歳以上の男女1012人が回答
■「内閣支持率10%ダウン」だが「石破首相続投 過半数」
FNNが11月2日・3日に行った世論調査では、石破内閣の支持率は43.8パーセントで、10月から10ポイント急落し、「不支持」が「支持」を上回りました。
一方で石破首相が「続投してよい」との答えは55.3パーセント。「交代するべき」は36.5パーセントでした。
■首相にふさわしいのは「自民・石破総裁」が最多
国会で11日に予定されている首相指名選挙で、誰が指名されるのがふさわしいか聞いたところ、自民党の石破総裁が46.1パーセント、立憲民主党の野田代表が17.4パーセント、国民民主党の玉木代表が10.2パーセントでした。
■政権の枠組み「政権交代」望む声が僅差でトップ
今後の政権の枠組みについて、
・「自民・公明が過半数割れのまま政権維持」が30.5パーセント
・「自民・公明が他党と連立して過半数を得て政権維持」が30.2パーセント
・「立憲民主党が他の野党と連立して過半数を得て政権交代」が31.1パーセント でした。
■政治とカネ「けじめがついていない」85.5%
また、選挙で争点の1つとなった「政治とカネ」の問題について、選挙で「けじめがついた」と答えた人は10.6パーセント、「けじめはついていない」との答えは85.5パーセントでした。
■「石破総理、国民の信頼回復のためもう一押し踏み込んで」と太田氏
石破内閣の支持率が大きく下がりました。
【共同通信社 太田昌克編集委員】「(政治とカネの問題に)『けじめはついていない』の85.5パーセント。この数字が全てだと思います。
総選挙の投開票日、与党の過半数割れが決まった夜に、石破さんを支えている元閣僚が、『明日の石破総理の記者会見で、どういうメッセージを国民に届けるのか、それが大事だ』と言っていました。
翌日の記者会見を聞きました。政策活動費の廃止や文通費の話もされたのですが、どうも小手先感が否めなかった。どうやって国民の不審を払拭して、信頼回復して、政治とカネの問題に決着をつけるのか。そこの道筋がまだ見えておらず、なかなか前途多難だと感じました。
石破総理、国民の信頼を回復するために、もう一押し、踏み込んで欲しいと思います」
これから石破首相がどのようなかじ取りをするのか、注目されます。
(関西テレビ「newsランナー」2024年11月4日放送)