「南海トラフ地震臨時情報」というのが、初めて発表されました。自治体やイベントによって受け止めはさまざまです。
■『警報が出たらすぐに逃げる』これに尽きる
【共同通信社 太田昌克解説委員】「週末、自治体や政府を取材したのですが、とにかく『手探り感が強い』んですね。初めての事態であると。静岡県の幹部に話を聞きました。静岡は地震対応の先進県ですが、『巨大地震注意が発表になったが、“行動制限”など、あらかじめ何も決まっていないんです』と。静岡県でさえ、手探りで対応しているというんですね。
さらに政府、総理官邸の幹部に話を聞いたのですが、『とにかく国民にメッセージを。記者会見や専門家の話は分かりにくい。どういうメッセージを国民の皆様に届ければいいか、今、検討している』ということでした。本当に手探りなんですよね。ただ『地震については、警報が(携帯で)鳴ったり、津波警報も出ますから、そういった、10秒、数十秒、これを最大限に活かして欲しい。警報が命綱だ』ということを、政府高官は強調していました。
なかなか万全の備えとはいかないかもしれませんが、皆さんに、出来る限りの備えをして頂いて、『警報が出たらすぐに逃げる』これに尽きると思います」
■「地震は不安が90パーセント」一方で「備えていない人は30パーセント」
【関西テレビ 加藤さゆり報道デスク】 「この週末をはさんで、『準備をしよう』という方もいらっしゃったかもしれませんが、既に買い占めが起きているのも事実です。過剰に焦らず、できることはできるうちに備蓄などをしていただきたいと思います」
おもな地震の備えについて改めて整理します。
・家具の固定
・備蓄の確認。一気に購入するのでなく少しずつ準備を
・避難場所、経路確認の確認
(関西テレビ「newsランナー」 2024年8月12日放送)