3月1日、神戸市の六甲アイランドに大型のスポーツエンターテインメント施設がオープンしました。にぎわいの創出に悩む六甲アイランドの起爆剤として、期待されています。
■六甲アイランドに商業施設「ROKKOiPARK」オープン
3月1日、神戸市東灘区の六甲アイランドでオープンしたのは、商業施設「ROKKOiPARK」です。
目玉は、22のアトラクションが楽しめる8階のスポーツエンタメ施設「KOBESUPERSTADIUM」。
障害物をタイミング良くジャンプして避けたり、センサーと映像が連動して迫りくる動物を避けたりするアトラクションなどが楽しめます。
他にもドラッグストアや100円ショップなどが入っていて、スーパーマーケットや飲食店もオープンする予定で、地域住民の生活に密着した施設です。
【近所に住む人】「(大きな)ドラッグストアなかったんです。すごく便利になった」
■6年前から閉鎖も…課題は“利便性”と“経済的負担”
オープン日の3月1日、多くの来場者でにぎわっていますが…実はここ、6年前からずっと閉鎖していました。
「ROKKOiPARK」が入っている「神戸ファッションプラザ」は、1997年に神戸市と民間が共同で開業し、映画館やレストランなど84のテナントのほか、美術館やホテルも複合された大型施設として人気を集めました。
開業した年は630万人が訪れましたが、店舗数が減ったことなどで徐々に客足は遠のいていき、2018年には最後のテナントが撤退。商業フロアは完全に閉鎖されました。
【神戸市都市局田村憲作係長】「六甲アイランドにとってにぎわいを作るうえで商業棟が重要な施設ですので閉鎖したのはにぎわいの点で心配がありました」
1988年に完成した六甲アイランドの人口の目標は3万人でしたが、現在の人口は約2万人。にぎわいがいま一つ足りていない状況です。
商業施設の衰退で、生活の利便性が落ちてしまったことや、JR三ノ宮駅から六甲アイランドまで往復で880円かかるといった経済的な負担も課題です。
【神戸市都市局田村憲作係長】「商業棟の再開はにぎわいに不可欠だと考えていましたので、官民一体となって六甲アイランドを盛り上げていきたい」
今回のリニューアルオープンで生活に役立つ店のほか、エンタメ施設が登場したことで地域住民だけでなく外からも人を呼び込んで六甲アイランドを活性化させたい狙いです。
【近所に住む人】「シャッター下りたままだったし、やっとオープンが待ち遠しくて待ち遠しくて、うれしいです」
■「超人」糸井さん 最難関アトラクションに挑戦!
オープニングイベントで1番の盛り上がりを見せたのは、「超人」糸井嘉男さんの登場でした。
【超人・糸井嘉男さん】「newsランナーで流れされるんですか?今日はもう大谷くんで持ち切りにしといてください。頑張るバモス~!」
糸井さんが挑戦するのは最難関のアトラクション「ニンジャレースグレート」。
最初にトンネルをくぐりぬけ、段違いのブランコを渡り歩き、1つだけある正解のボタンを押した後に、障害物を乗り越えゴールします。
パワー、スタミナそして運が求められるタイムを競うアトラクションです。超人糸井さんのタイムは48秒でした。
【超人・糸井嘉男さん】「やば、しんど!」
超人もうならせる本格派のアトラクションです。
六甲アイランド再生への第一歩となるでしょうか。
「KOBESUPERSTADIUM」は午前10時から午後9時まで営業しています。
(関西テレビ「newsランナー」 2024年3月1日放送)