国民民主党の前原誠司代表代行が離党し、新たな政党「教育無償化を実現する会」を立ち上げると発表しました。これについて、前兵庫県明石市長の泉房穂氏は「教育無償化はやったらいい」と語りました。
前原氏は、30日午後に会見を開き「国民民主党に離党届を提出しまして、新しい政党『教育無償化を実現する会』を設立させていただきます」と語りました。 国民民主党を離れ、同じ党の嘉田由紀子参院議員たちと新党を結成し、前原氏が代表に就任するということです。
離党を決めた理由について前原氏は「(今の国民民主党は)極めて支持率の低い、岸田政権との協力を模索するそういう路線にあると思う。少ない人数ながらも新たな道を歩んでいきたい」と語った上で、「教育の無償化」を党名に掲げた理由については「教育予算を少なくとも倍にするのが、日本の今の根本問題を解決する、ボウリングに例えるとセンターピンだと。野党結集を進めていき政権交代の道筋をつけていきたい」と説明しました。
前原氏の新党立ち上げについて、関西テレビのnewsランナーに出演した前明石市長の泉氏は「政党乱立の時代が始まったなと、いわば30年前の1993 年に近づいてきたと思いますね。完全に激動の時代ですから、いろんな政党ができてはつぶれ、また合体したり合流したりする時代が始まったという意味では、新しい政治の時代が始まったという印象は持っています」との受け止めを語りました。
また、前原氏が教育無償化を党名に掲げたことについては「教育無償化はやったらいいと私は思いますよ」と政策に共感する考えを示しました。 前原氏は、日本維新の会の馬場信幸代表と勉強会を実施しており、「教育無償化」を政策に掲げる維新の馬場代表は、「スクラムを組んでやっていきたい」と語り、連携に意欲を示しています。
(関西テレビ「newsランナー」 2023年11月30日放送)