■「ミャクミャクJET」JALで就航
大阪・関西万博の機運を盛り上げようと、日本航空が特別デザインの機体を就航しました。一方、機運醸成などの費用を巡って、国の負担額も明らかになりました。
11月28日、お披露目されたのは大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」などがデザインされた飛行機です。
【大阪府 吉村洋文知事】
「日本全国の大空にミャクミャクが舞う。万博を知ってもらいたい。もうすぐ万博が始まるんだな、行ってみたいなと思ってもらえるようになったらうれしい」
日本航空は、国際線にも「ミャクミャクJET」を投入する予定です。
■国の負担額 会場建設費の約783億円以外に約837億円が判明
一方、万博を巡っては、国と大阪府・大阪市、それに経済界が3分の1ずつ負担する会場建設費が、当初の約1.9倍の最大2350億円に上振れすることが決まっています。 そんな中、27日に行われた参議院・予算委員会で、会場建設費以外に国が負担する経費があるのかと聞かれた自見万博担当大臣は…
【自見英子万博相】
「会場建設費の国費以外でございますが、大きく4つございます。1つは日本館の建設のための費用、2つ目が途上国の出展支援のための費用、3つ目が会場内の安全確保に万全を期するための費用、4つ目が全国的な機運醸成となっています」
国が負担する会場建設費約783億円とは別に、政府が出展するパビリオン「日本館」の建設などに360億円かかるのを含め、合わせて約837億円を国が負担するというのです。 開催まで間もなく500日のタイミングで明らかになった、国民の“税金”による負担。
【立憲民主党 辻元清美議員】
「万博の総経費、一体いくらなのかまとめて出してくださいよ」
【岸田首相】
「できるだけわかりやすく、この全体像を示せるよう努力をいたします」
費用に見合ったものが、本当に開催できるのでしょうか。
(関西テレビ「newsランナー」 2023年11月28日放送)