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2500万人が旅行に出かけるという今年のゴールデンウィーク。 長い間、家を空ける人も多いこの時期に気を付けたいのが、空き巣対策です。

先月行われた防犯に関する調査では、「自宅の防犯対策ができている」と答えた人はおよそ半数でした。 およそ3割の人が「何をすればいいか分からない」と答えています。

大阪市中央区ホームセンターを訪ねると、手軽にできる防犯グッズも！

【記者リポート】 「こちらのホームセンターでは防犯カメラに加え、マンションなどに使える対策グッズ売れているということです」

全国的な強盗事件をきっかけに一時、防犯グッズが品薄になるほど注目が集まったそうです。

連休中の空き巣被害や対策について、防犯アドバイザーの京師美佳さんに聞きました。

すぐできる防犯対策について、「派手な鉢植え」がポイントだと京師さんは言います。

【防犯アドバイザー・京師美佳さん】 「派手な鉢植えを置くことで、人目を集めて侵入を防ぐことができます。明るい色だとより良いです。『きれいだな』と家を見てもらえる方が通行人の目を引くことができます」

また「侵入までの時間」について、空き巣は5分以上侵入に時間がかかると諦めるというデータがあるため、5分以上かかるように対策すると良いということです。

空き巣に5分以上侵入に時間をかけさせる対策として、京師さんは次のように挙げています。

■ 補助錠

【京師美佳さん】

「窓のサッシなどに差し込んで、圧力をかけることで窓をあけにくくするものです。1つの窓に2つ以上つけたり、サッシの上につけたりすることでより効果があります」

■ 防犯ステッカー

【京師美佳さん】

「玄関先や門扉に貼ることで、防犯意識の高さが犯罪者に伝わります。『窓をあけるとアラームが鳴るかもしれない』などと諦めさせる効果があります」

■ 防犯フィルム

窓ガラスに貼るフィルムを専門に扱っている企業の実験映像を見ると、ハンマーで叩かれたらヒビは入るんですが、押しても割れていません。フィルムを貼ることで侵入を防ぐことができます。

―Q: 防犯グッズは、ホームセンターで買えるのでしょうか？

【京師美佳さん】

「補助錠やステッカーは、100円ショップでも買えますし、防犯フィルムは、3000円くらいしますがホームセンターで購入できます」

また、マンションでの防犯対策について、京師さんは「オートロックのマンションほど要注意」だと指摘します。

【京師美佳さん】

「侵入手口で最も多いのは戸締り忘れによる侵入です。オートロックがあると思って部屋の戸締りを忘れる人が1人でもいると、ベランダの非常扉を通して、横並び５軒が被害にあったケースもあります」

視聴者から番組公式LINEに質問が来ています。

【LINEによる質問】
「家の固定電話に出たらすぐに切れました。もしかして在宅を確認しているのでしょうか？」

【京師美佳さん】
「空き巣も強盗もインターホンや電話を使って在宅しているか確認しています。もしかすると狙われている可能性もあるので、注意してください」

【LINEによる質問】
「泊まりで出かける時に新聞を止めることは効果ありますか？」

【京師美佳さん】
「すごく効果があります。新聞を溜めていると、留守だとアピールしているようなものなので、旅行の時は配達物をストップしてもらう方が安全です」
―Q:ほかに、留守にする際に気を付けるべきことはありますか？
【防犯アドバイザー・京師美佳さん】
「最近SNSで旅行していることをアップする人がいますが、それを見て、空き巣が入る場合があります。SNSに投稿する場合は、帰ってからの事後報告がいいと思います」
(2023年5月1日　関西テレビ「newsランナー」放送)