豪快に焼き上げる高知の名物、カツオのわら焼きに…
北海道の新鮮な海の幸。そして、白みそのスープがしっかり絡んだラーメン。
おいしそうですよね~~。でも旅行にいくのはまだちょっと気が引ける…
そんな人たちに今、注目されているのが、近場で楽しめるご当地グルメです!
【ご当地居酒屋の女性客】
「お金的にも(旅行の)交通費とかもかからなくて、いいと思います」
【物産展の女性客】
「やっぱりコロナでね。(旅行へ)行きにくいっていうのはあったんでね、うれしかったですね。食べられてこちらで」
北海道の味覚をお得に楽しめる商品券が発売されるとたちまち完売。
新型コロナウイルスの影響で中止していた物産展もようやく再開しました。
【薄田ジュリアキャスター】
「ウニがドロンと!イクラがプチプチっとはじけて。ホントそれぞれ味が濃い!」
旅行に行かなくても楽しめる。今だからこそ知りたい、ご当地グルメの魅力に迫ります!
【薄田キャスター】
「梅田にある沖縄のアンテナショップに来ました。お!店の前には沖縄県産の海ぶどうですね。たくさん入ってますよ、おいしそうですね」
リンクス梅田の地下1階にある「わしたショップ」。
沖縄直送の八重山そばや泡盛などの定番アイテムから、島唐辛子を泡盛に漬け込んだ独特の調味料など、800種類を超える沖縄土産がズラリと並びます。
近場で旅行気分 ご当地ショップが人気
【20代女性客】
「コロナでやっぱり(沖縄に)行かない方がいいかな?と思って。沖縄がすごい2人とも好きで」
【20代男性客】
「最近行けてないので、ちょっと今日沖縄パーティーでもしようかなと」
【女性客】
「沖縄でしか売ってないワッタの酎ハイです。去年まではね、(沖縄に)年3回から4回行ってたんですけど、なかなか行けないので」
――Q:年間?
「年間です(笑)」
【女性客】
「こういうショップで買えるのはすごい助かります」
この店では、現地の雰囲気を味わえる沖縄ならでの商品や冷蔵の食品がよく売れているそうです。
【わしたショップ リンクスウメダ店 大浜鈴乃さん】
「本来なら7、8月ぐらいになると沖縄に行かれる方多いんですけど、今のこの状況もありますので、行けないということで、8月は特に客足はよく伸びて、売り上げも上がりました」
【ご当地居酒屋の男性客】
「お疲れ様。乾杯」
こちらは高知の名物を専門に扱う居酒屋。
大阪にいても、ご当地気分を楽しめる工夫をしています。
【薄田キャスター】
「すごい迫力ですね!このわら焼き!高知の店でしか見られないものだと思っていました」
目の前で豪快に焼かれるカツオのわら焼き。
【薄田キャスター】
「おいしい!この藁焼きの香ばしさと、シンプルに塩だけなんですけど、この生臭さとかも一切感じない」
さらに、土佐の地酒も味わえます。
【薄田キャスター】
「お料理も、お酒も、高知尽くしでホントに大阪にいるんだけれども、高知に旅したような気分になれますね」
新型コロナの影響で遠出は避けたいと思う人たちなどの需要が増え、最近は売り上げが順調に伸びていると言います。
【50代の男性客】
「他府県に行くのはなかなか行きにくいので、料理ぐらいは高知の料理を食べたいなというので。疑似体験というか、(高知に)行った気分にはなるよね」
【40代の男性客】
「ね〜。おいしいですよ、かつおのたたき」
【高知県出身の30代男性客】
「一昨日も来ましたし、で今日、明日も行くんですけど、週1〜2回ぐらいは来てますね」
「地元が恋しくなったらここに来てかつおのたたきを食べています」
そしてあの人気観光地も、そんな需要を取り込もうと動きだしました。
北海道の味覚を満喫!人気イベントも復活
北海道は、飲食店を支援するため、全国の百貨店の北海道物産展で使えるプレミアム商品券を発行。
7000円分の商品券を5000円で購入できるとあって、窓口には長蛇の列が…!
【30代の女性客】
「2000円得するので主婦からしたらありがたいです」
【80代の女性客】
「2冊買ったんですけど、ちょっと足りないからもう一回行こうかな思って」
高島屋大阪店では7000円分の商品券を5000セット用意していましたが、発売からわずか3日で完売してしまったそうです。
実は、68年前、日本で初めて「北海道物産展」を開催した百貨店は、高島屋。
それから毎年のように開催されていて、看板イベントのひとつになりました。
しかし、今年の春、新型コロナの影響で物産展は中止。
今回は店頭に飛沫を防ぐシートを設置したり、出店数を例年の半分ほどに抑えて通路の幅を約2倍に広げたりするなど、感染対策を徹底しました。
【出店した「大野商店」・大野哲寿さん】
「このコロナの半年間は本当に非常に私ども苦しみましたね。売り先、商品を販売する場所がなかったものですから」
【出店した「らーめん信玄」・山本嘉祥さん】
「春ほぼ全てなくなっちゃったんで、結構物産展の売上は大きかったんで、それが全部ゼロになっちゃったので、会社としては厳しい感じでしたね」
【髙島屋大阪店 北海道展バイヤー。松岡拓弥さん】
「たくさん色んな取引先様に助けていただいてきましたので、なんとか今度恩返しじゃないですけど、一緒に売る機会っていうのを、なんとか作れないかなって」
そして9月末から約1年ぶりに開催された北海道展。
【薄田キャスター】
「お!カニがたくさん並んでますよ!見てください!たらば蟹の足ふっとい!北海道サイズですね。おいしそう〜」
新鮮な海の幸に、揚げたての唐揚げなどなど北海道のおいしいものが勢揃い!
【竹田食品・佐藤実さん】
「三色。100gずつ入れて2160円(税込み)でさせていただいてますよ。家で簡単に手巻き寿司つくったり、軍艦巻き作ったりとか。こういう提供の仕方を変えてる。それで工夫してます」
今年は、少量ずつ食べ比べできるセットも用意されているので、より多くの味を楽しめます。
中には、北海道産の新鮮なイクラとウニを一度に楽しめるぜいたくな丼ぶりも!
感染対策で規模は縮小されたものの、イートインコーナーも用意されています。
【薄田キャスター】
「白みそと豚骨がすごくいいあんばいに混ざってます。すっごくクリーミーです」
北海道展は連日大盛況で、目標の売り上げを2割ほど上回っているそうです。
【65歳の男性客】
「北海道展もよく行きますし、北海道は大好きなんで。待ちに待ったという感じで。うんホントに楽しみにしてましたね」
【女性客】
「(旅行へ)行きにくいっていうのはあったんでね、うれしかったですね。北海道の味を満喫できました」
みなさんも気軽にご当地グルメを楽しんでみてはいかがでしょうか?