おうち時間が長くなる中、皆さんの気持ちにある変化が…
【夫婦】
「やっぱり運動しないと。家でゴロゴロしてたらよくないな~って」
【男性】
「過去に買ったビリーズブートキャンプとか。やりたいなあとは思ってるんですけど。健康の意識っていうのは僕自身も高まっているっていうのはある」
そう、実は今、健康を意識する人が増えているんです。
トレーニングの形も進化していて…
【薄田ジュリアアナウンサー】
「コレ、椅子ですか?私いますごい汗なんですけど」
あの世界的なスポーツメーカーが家具でのトレーニングを開発。
そして京都のフィットネスジムは、未来のトレーニング方法を先取り?
【ピノスけいはんな 喜多一也さん】
「世界初のパワードウェアを使ったフィットネスを行っています」
スポーツの秋到来!今こそ知りたい「おうちトレーニング」の最前線に迫ります!!
【薄田ジュリアアナウンサー】
「いま自宅でトレーニングをするための動画サービスが増えているんです。ちなみに今私が見ていたこの人見覚えありませんか?」
15年前、日本で一世を風靡した「ビリーズブートキャンプ」がことし”令和版”として動画配信で復活!
4月の開始以来すでに120万回再生されているんです!
財務省の貿易統計によると、ダンベルなどトレーニング用品の輸入額は4月から急増していて、7月は約50億円と1カ月の過去最高を記録。
外出を控えて自宅でできる運動への需要が高まったと考えられています。
大阪市内に住む山口敬美さん。
5月に生まれたばかりの実紗ちゃんの子育てをしながら、あることを日課にしています。
【山口敬美さん】
「私のコースは1日2回出来るコース。だいたい昼間。この子が寝ているときとか夜のねしずまった時にこっそり」
山口さんが利用しているのは、オンラインヨガのレッスン。
サービスを提供する「ソエル」では、200人のインストラクターが在籍し、午前5時から深夜0時まで、毎日約100本のレッスンをライブ配信しています。
子供が泣いても、周りにを使う必要はありません。
通常、1回のレッスンに10人以上の生徒が参加しているんですが、全員の顔が映るような一般的なオンラインサービスと違い、画面には先生の姿しか映らないようにしているためプライバシーも守られ、自分のペースでレッスンをすることができるのです。
【山口敬美さん】
「子育てしてたら、すっぴんとかパジャマでも関係なくできるという良さはあるかなと思います。リフレッシュできて気持ち的にも落ち着いて育児できるかな」
女性を中心に人気を集め、今年に入って会員数が3倍以上に増えているといいます。
【ソエル 越塚麻未さん】
「4月、5月くらいに在宅ワークの方やなかなか外のジムに行けない方が増えて、入会してくださる方が増えたと思います。新しいライフスタイルを作っていくような生活スタイルになってると思うので、今後もオンラインでレッスンをする方っていうのは増えていくんじゃないかなと思います」
またことしになって注目されているのが新しい形のトレーニング用品。
訪ねたのは、大手スポーツメーカーのミズノです。
――Q:最近売れているというトレーニンググッズは?
【ミズノ オオサカ茶屋町 安川真菜美さん】
「こちらです。こちらがヘルシーインテリアです。」
――Q:トレーニンググッズですか?ぱっと見インテリアに見えますけど?
「インテリアになじむように作られたトレーニングッズです」
【安川さん】
「例えば、こちらの見た目は普通の座椅子なんですけど、すわっていただくだけで腹筋が鍛えられるようになってます」
【薄田ジュリアアナウンサー】
「座るだけで鍛えられる??この角度ね、確かに。背面が斜めになっているので必然と鍛えられる」
さらに、5段階のリクライニングができるようになっていて…
【薄田ジュリアアナウンサー】
「ちょっとこれ椅子ですか!?これかなりきますね、全体的に鍛えられる。横も前の部分も」
こちらの丸椅子は、ゆっくり上下することで正しいスクワットの姿勢をサポートしてくれるというもの。
見た目は可愛くてもスポーツメーカーならではの機能的なものばかり。
【薄田ジュリアアナウンサー】
「スポーツ選手と一緒に商品を作り出しているからこそ、色々研究して作られているんですね?」
【安川さん】
「やっぱりスポーツの動きを基にして作られているのでしっかりと効くところには効くという作りになってます」
リビングに置いていても馴染むようなトレーニンググッズが欲しいと、2年前から販売していますが、コロナの影響で売り上げが急増しているといいます。
【安川さん】
「腹筋の座椅子に関しましては去年の3月から5月と今年を比較しますと7倍の売れ行きで。やはり今コロナの影響もありまして、自宅でできるトレーニンググッズに注目が集まっています。」
今後は1年に4つの新作を作り、ラインナップを充実させていく予定だということです。
進化するトレーニングの形。
これまでにない取り組みが、京都のスポーツジムで「ピノスけいはんな」で導入されていました。
【薄田ジュリアアナウンサー】
「すごい面白いものを導入されたと伺ったんですが?」
【ピノスけいはんな 喜多一也さん】
「世界初のパワードウェアを使ったフィットネスを行っています」
【薄田ジュリアアナウンサー】
「早速パワードウエア装着してみました。これであっています?」
【喜多さん】
「ばっちり合っています」
こちらが、トレーニングに使う着用型ロボット「HIMICO」です。
【薄田ジュリアアナウンサー】
「見た目結構大層なメカ、マシンやと思ったんですけどそこまで重たくないですね」
【喜多さん】
「そうですねバランスを取りやすいように、運動もしやすい形になっていますので」
実はこれ、元々は足を上げる動作を補助する機能がついた、歩行支援用のロボットなんですが、その機能を改良して、逆に体に負荷がかるようになっているんです。
負荷は細かく設定できるので、男女問わず、足腰の筋力や持久力を鍛えることができるといいます。
【薄田ジュリアアナウンサー】
「短時間でシンプルな動きをしたんですけど、体に負荷がかかっていたのか、ぽかぽかしています」
さらに「HIMICO」にはセンサーがついていて、トレーナーが離れた場所にいても、着用している人がどの筋肉を動かしているかが スマートホンで確認できるのです。
――Q:これからはどういった使い方を考えている?
【喜多さん】
「これからはですね、遠隔でリモートでの運動をご提案していきたいなと思っています。画面越しでトレーニングした場合、こちらからの言葉がけが変わる。もっとしっかり動かしてくださいじゃなくて、ここの筋肉をこういう風に動かしましょうと、もう一歩踏み込んだアドバイスができる」
【薄田ジュリアアナウンサー】
「未来のトレーニングの在り方みたいですね」
【喜多さん】
「ほんとそうなればうれしいです。」
自分にあったトレーニングの形。
健康への意識が高まっている中、その選択肢もどんどん増えています。