暑さだけではなく、新型コロナウイルスへの感染対策も求められる今年の夏。
いま新時代の快適グッズが続々登場しています!
【薄田ジュリアキャスター】
「「うぉーーー!!きたきた!じわじわ来た!すごいひんやり」
そして“ひんやり”を追求する開発者達の熱〜い思いとは!?
【クールスマイル 代表・中西さん】
「熱中症での事故をゼロにしていきたい」
【アイリスオーヤマ 家電開発部マネージャー・福増一人さん】
「それが我々の使命だと思ってます」
【富士通ゼネラル ウエラブル事業部長・尾形志郎さん】
「なんとか役に立ちたい」
今日は“ひんやりグッズ”の最前線に迫ります!
【薄田キャスター】
「ビックカメラなんば店にきました。暑さ対策には欠かせないエアコンですが、こちらにもズラリと並んでいます!」
様々な快適機能を競う最新型のエアコン。
給付金でエアコンを新調する人も多いとのことですが、今年の注目は…
【薄田キャスター】
「こちらのエアコン、目を引く所にドーンと飾られてますけど、どんな特徴があるんでしょう?」
【ビックカメラなんば店 岡本一歩さん】
「こちらのエアコンが唯一、換気ができるエアコンとなっています」
【薄田キャスター】
「エアコンって実は換気できないんだよって最近知ったばかりだったんですけど、これは換気できちゃうんですか?」
【ビックカメラ岡本さん】
「そうです」
密閉状態を防ぐための換気が求められる中、外の空気を取り入れながら部屋をひんやりさせられる最新のエアコンに注目が集まっています。
でも、すぐに買い替えるのはなかなか難しいですよね。そこで…
“ちょい足し”で換気も節約もできます!
実はいまエアコンにちょいたしすることで快適に過ごせるサーキュレーターの人気が急上昇!
【薄田キャスター】
「今年の販売台数っていうのは、例年と比較してどうなんですか?」
【ビックカメラ岡本さん】
「2倍になります」
【薄田キャスター】
「2倍!?そんなに伸びてるんですか!」
サーキュレーターを使うと、窓を開けるだけの換気と比べて、換気時間がおよそ半分に!またエアコンと併用することで、室内の空気が撹拌されるため、短時間で涼しくなる上、電気代の削減にもつながるそうです。
そんなサーキュレーターがさらなる進化を遂げたということで、メーカーをたずねてみると…
【薄田キャスター】
「こちらが最新の商品ですか?」
【アイリスオーヤマ 家電開発部マネージャー・福増一人さん】
「今年発売さしていただいたサーキュレーター扇風機になります」
【薄田キャスター】
「サーキュレーター扇風機、今年出したものには、どんな特徴があるんですか?」
【アイリスオーヤマ福増さん】
「はい。ねぇ、扇風機。電源を消して」※止まる
【薄田キャスター】
「お利口さんですね。音声で反応しましたよ。ねぇ、扇風機。電源を入れて。(※動き始める)従順ですね〜!」
実はこの音声認識機能、意外な効果も期待されているそうで…
【アイリスオーヤマ福増さん】
「昨今コロナ対策でもありますけども、タッチレスが非常に進んでおりますので、そちらの対策にも有効かと考えております」
さらに、これまで700万台を超えるサーキュレーターを世に送り出し、培ってきた技術を応用したという新商品が!
どんな場所でも快適に!身につける空調
【アイリスオーヤマ福増さん】
「こちらがクールウェアになります。商品の特徴としましては、こちらに我々サーキュレーター・チームが開発したファンが付いております」
【薄田キャスター】
「服にこれ付いちゃってる!」
強い風をまっすぐに送り出すサーキュレーターを内蔵したこのクールウェア。その着心地は?
【薄田キャスター】
「わ〜!(チャックを)閉めるとよくわかりますね。冷たい風がこの服の中全体にすっと冷えて、なんか蒸し蒸しした暑さも忘れられるような。うん。しっかり風がこの服の中を通ってるんですけど、音がそんな気にならないですね」
【アイリスオーヤマ福増さん】
「そうですね、これ、その部分こそがサーキュレーターの技術で、やはり静音性というのは非常に大事に考えています」
静かで大量の風を送れる小型ファンを採用。
薄型なので、身体にふれにくく、快適に身につけられます。
【アイリスオーヤマ福増さん】
「我々がこれ(衣料)に参入したのは、あくまで一般の消費者の方ですね、ご家庭にいらっしゃる主婦の方、お子様、そういった方たちに向けて、お手軽に使っていただけるような猛暑対策のひとつとして、家電を通じてですね、お客様に提供さしていただく」
そして、こんな商品も!
【薄田キャスター】
「みなさん、こちらの機械なんだかわかりますでしょうか?実はこうやって…首につけるエアコンなんです。首掛けの扇風機とは違って、このもの自体がキーンと冷たくなっているので、直に首を冷やしてくれるようになってます」
首に装着すると頸動脈を通る血液を冷やして、深部体温の上昇を抑えるという仕組みです。
【富士通ゼネラル ウエラブル事業部長・尾形志郎さん】
「酷暑の環境下で戦う人向けにまずは作ってます。建設業の方が一番多いですね。なんとか役に立ちたい、という思いです」
今後はニーズに応じて、装着した人の体温などを遠隔で管理する機能も検討中。
今後は個人向けにも展開していきたいということです。
いま急速な進化を遂げている身につける空調。
実は10年近くも前から開発を続けているという人が大阪にいました!
【薄田キャスター】
「こんにちは」
【クールスマイル 代表・中西雄三さん】
「こんにちは」
【薄田キャスター】
「今何されてるんですか?」
【クールスマイル中西さん】
「これは、人間エアコンを着てるところです」
【薄田キャスター】
「人間エアコン?」
こちらが、熱中症対策を専門とするメーカーの代表を務める中西雄三さん。
早速、人間エアコンを試着させてもらうと…。
【薄田キャスター】
「あーーー!じわじわ来た!!え!?すごいひんやり。体の中にすごい冷たい血液が循環してる感じ。今まで体験したことがないひんやりですね」
【クールスマイル中西さん】
「これが着るエアコンですね」
電源を入れるとボトルの氷水がポンプで吸い上げられ、服の中を循環させることで、最大連続8時間身体を冷やしてくれるんです。
サーモカメラで見ると、その効果は一目瞭然!
【薄田キャスター】
「すごいものを開発しましたね?ご自身で?」
【クールスマイル中西さん】
「そうです、発案からすべて自分で製作までやってます」
1つ1つが手づくりなので、一番安いタイプでも3万円ほどしますが、これまで500セット以上を販売しました。
ほかにも、「冷える帽子」や「ヘルメットエアコン」などを開発し、“ひんやり”にこだわりつづけてきた中西さん。今年の新商品は・・・
【クールスマイル中西さん】
「最新作マスクエアコンです」
【薄田キャスター】
「マスクもエアコンにしちゃったんですね?」
【クールスマイル中西さん】
「はい」
マスクの裏側に水を循環させることで、口元を冷やすマスクエアコン!
スイッチを入れると…
【薄田キャスター】
「うぉーーー!!きたきた!ひんやりきました!つめた!すごい!一瞬できましたね?」
【クールスマイル中西さん】
「一瞬でまわっていきますね」
【薄田キャスター】
「ひんやりマスクはよくあるけど、これは次元が違うひんやりですね?」
【クールスマイル中西さん】
「本気で冷やしてますんで、15度くらいの空気を吸ってる形になりますね」
【薄田キャスター】
「本気の冷却マスクだこれは」
子どもの頃から、将来は発明家になることを夢見て、人間エアコンのアイデアをあたためてきたという中西さん。商品化に踏み切ったきっかけは2011年の東日本大震災でした。
復興作業が続く中での熱中症対策に、自分のアイデアが役立つのではないかと考えたのだそうです。
【クールスマイル中西さん】
「二次被害としても熱中症を予防することによって、震災なりあったときに倒れたりする人を救うために、自分ができることを最後まであきらめずに開発しよう」
2016年の熊本地震でも、バイクで現地入りし、人間エアコン3セットを提供したそうです。
【薄田キャスター】
「新作のマスクエアコンにかける想いっていうのは?」
【クールスマイル中西さん】
「みなさんと一緒にコロナウイルスと戦いましょうと、そういう強い思いで戦う武器として一緒にがんばりましょうよという確かな提案です」