感染防止対策、改めて気を引き締める必要があります。
そこで今回のテーマは、「顔を触らないコツ」です。
ウイルスがついた手で目・鼻・口を触ってしまうと、感染リスクが高まります。できるだけ顔を触らないために気を付けるべきポイント、専門家に聞きました。
エレベーターのボタン、ドアノブ、電話の受話器…そこには、新型コロナウイルスが付着しているかも…触った手で目、鼻、口に触れると…粘膜から体内にウイルスが侵入する恐れがあります。
厚生労働省は、なるべく顔を触らないよう注意を呼び掛けているのですが…心理学の専門家によると、顔を触るのは「人間のクセ」なんだそうです。
【新潟青陵大学大学院 碓井真史教授】
「ある調査によると人は1時間に23回無意識のうちに顔を触っているというんですね」
では、顔を触らないために、何ができるのでしょうか?
【新潟青陵大学大学院 碓井真史教授】
「ただ回数を数えるだけで、人はその行動を意識するので、回数を減らしていくことが出来ます。無意識にやっていることを意識の世界にもってくる」
顔を触った回数をカウントしましょう。自分の無意識のクセを知るきっかけになります。
【新潟青陵大学大学院 碓井真史教授】
「例えば、ブレスレットを着けると、こうやって動いた時に、これが視界に入る。音がするようなものであれば、なお良いですね」
普段は付けない目立つアクセサリーが視界に入ると、顔を触る直前に気付けるそうです。
そしてもう一つ、身に着けるもので出来る対策が…
【新潟青陵大学大学院 碓井真史教授】
「伊達メガネでもいいので、メガネをしていると、目を触りにくくなりますね」
メガネに加えてマスクをしていれば、口を触る機会も減ります。
【新潟青陵大学大学院 碓井真史教授】
「自分の手を、自分の足やお尻の下に置いておく。テレビを見る時に手を握っておくとか、いつもひざの上においておくとか。手で顔を触り難い、あるいは、触れない状況を作る」
手が、すぐに顔に近づかない状況を作ることが大切です。
顔にかかる髪の毛を触ってしまう人は、結んでしまいましょう。
【新潟青陵大学大学院 碓井真史教授】
「意識するために、他の人に手伝ってもらう」
【薄田ジュリアキャスター】
「周りの人に、顔を触ったことを気づかせてもらうということですか?」
【新潟青陵大学大学院 碓井真史教授】
「おだやかに指摘してもらう。触っているよ!みたいに。他の人に指摘してもらうと、あ、そうか!と気付くのと同じですね」
周りの人に、顔を触っていることを指摘してもらいましょう。無意識の行動に気づくきっかけになります。