新型コロナウイルスの影響が続く中、心の癒しを感じてもらおうと、京都のお寺では「オンライン座禅」がスタートしました。
日本最大の禅寺とされる京都の妙心寺・退蔵院。
副住職の松山大耕さんは、新型コロナウイルスの影響で不安を抱えている人たちのために「オンライン座禅」を始めました。
【松山大耕副住職】
「こういった状況に陥ると心が塞がってしまう。姿勢と呼吸が整わないんですね。まずそういったものを整えていただいてそして心を整える一つの助けにしていただきたい」
インターネットで100人以上が参加し、いよいよ座禅の開始。
初心者でもわかるようにひとつひとつ説明します。
【松山大耕副住職】
「背筋をビシッと伸ばして胸を張ります。顎を少し引きます。イメージとしては肩の真上に耳が一直線」
座禅の重要な要素である「五感」を使えるよう、茶菓子や抹茶などは事前に郵送しています。
「(冷水)100mlに対してお茶をティースプーン1杯いれてシャカシャカ降っていただくと冷抹茶ができるのでやってみてください」
遠く離れていても座禅の魅力は十分伝わったようです。
【東京から参加した人】
「心身ともにリラックスしてこの時間であとは寝るだけってきっと今日は深い眠り、明日は素晴らしい目覚めじゃないかなと思っています」
【松山大耕副住職】
「今の時代には様々な不安があって今の時代だからできるテクノロジーなどを使いながらみなさまにお届けできる努力をしていきたい」