外出自粛が求められ、オンライン会議やオンライン飲み会が広がる中、いまオシャレに異変が起きています。
【薄田ジュリアキャスター】
「こういったオンライン飲み会では、画面に映る部分はオシャレしますけど、それ以外はラクチンな部屋着で気を抜きがちですよね?」
「着心地がよくてラクチンな上に、背中がこんな風にあいていて、飲み物をとりに行くときに、チラっと見える、“オンライン映え”するような服が今人気なんです」
巣ごもりでもオシャレに!キーワードは“オンライン映え”
大手衣料品店の担当者は…
【ジーユー PR 兼田里佳子さん】
「オンライン会議の際に上半身しか映らないということで、会議でも着られるような綺麗めのトップスが人気となっています。ワンピースもすごく人気となっておりまして、1枚で着られるのですごい楽。オンライン映えを意識して、大ぶりのイヤリングやピアスなどのアクセサリーも人気となっております」
大阪市内に住む徳山明奈さん。先月、緊急事態が宣言されて以降、洋服やアクセサリーの購入金額が2倍ほどに増えたといいます。
【徳山明奈さん】
「外出できないし、人に会えないからこそ、自分で気持ちを上げるためにも、ちょっとリフレッシュも兼ねてちょっといつもと違うメイクしたりとか、ちょっと違う組み合わせを楽しんでみたり。ピアスとかを大き目のものとかしてオンライン映えを狙ったりとか」
そしてドラッグストアでも売れ筋に変化が表れています。
【スギ薬局 ビューティアドバイザー】
「髪を切るはさみは去年の3倍売れてまして、カラー剤は全体で1.2倍売れています」
そう、急速に売り上げを伸ばしているのが、美容室に行かずとも自分で髪の毛のケアができる商品!
中でもイマ、ネットで話題になっているという商品がこちら!
【薄田キャスター】
「ん?え!?何これ?くしですか?…にしても短いですよね?どうやって使うんですかね?」
実はこちらは、前髪専用のカッター。
カットしたい所を挟んで、スライドさせると…
前髪に自然な段差が生まれ、柔らかい印象に仕上げることができるんです。
美容師のワザを、自宅で手軽に再現できると、売り上げは前年の3.4倍を記録してます。
また、自宅でも上手にカラーリングができるよう、美容師が染め方の相談にのってくれるというサイトも人気で、こちらへのアクセスは3倍以上に増えているんだそうです!
そして、驚きのサービスも登場しました!
オンラインでヘアカット!?
【ミスターブラザーズ・カットクラブ 美容師 鈴木将太さん】
「その時にギザギザの下のラインがなるべく真っすぐになるように切ってください」
【お客の女性】
「なるべく真っすぐ…」
【美容師 鈴木将太さん】
「指切らないように気をつけてくださいね」
長崎で子どもの髪を切る母親に、東京の美容師がオンラインでアドバイス!
距離を超えてヘアカットを行うこのサービス。
東京と大阪に4店舗を展開する美容室が先月から始めました。
【美容師 鈴木将太さん】
「家を出られないっていう状況で、どうしても髪の毛が気になるとかっていう人のために。わかんないで切っちゃうと変になるじゃないですか。ウィッグ使ってこういう風に切ったらこんな風になりますよっていうのを、なるべく簡単に伝わるようにやっていくって感じですね」
緊急事態が宣言されて以降、店の売り上げは半減。
空いた時間と人員を活用して始めたというのですが、気になる料金は…?
【美容師 鈴木将太さん】
「オンラインのカットは料金いただいてなくて」
【薄田キャスター】
「無料で?」
【美容師 鈴木将太さん】
「そうです。ぼくらのことをもっと知ってもらうチャンスでもあるし、もっと前向きに何か自分たちができることを探していった方が絶対に未来にはつながるし、それがコロナが終息したあとも何か生きるんじゃないかなっていう気持ちが大事かなと思います」
【オンラインカットを利用の女性】
「よかったです、ホントに。切るのが私なんでプロには敵わないですけど。すっきりできたので良かったなと思いました。なんとなく要領わかったような気がするので、自分の前髪ぐらいはちょっと切ってみようかなと思いました」
そしてマスク姿が当たり前となったいま、メイクもマスクに隠れない目元や眉の印象を引きたてるテクニックが話題の中心になっています。
そんな中、おしゃれの波はマスク自体にも!
1枚4000円でも飛ぶように売れています!
【薄田キャスター】
「マスクと言うと、このように白い使い捨てタイプが多いんですが、こちらはレースがあしらわれていて、女子がつけると気分があがるマスクとなっています」
東京のバレエウェアメーカーが販売する、シルクを使ったこのマスク。
開発のきっかけは、お客さんからの声でした。
【シルフィーヌ 安達萌さん】
「白いマスクをつけることが多くなったんですけど、やっぱり『全然自分が綺麗に見えない』とか、『モチベーションが上がらない』というお客様の声を聞きまして、マスクを付けたことで気分が上がるようなものをつくりたい」
目指したのは、女性をより美しく見せるマスク。
バレエウエアならではの光沢のあるシルクや繊細なレースをマスクに使用。縫製も高級婦人服を手がける職人たちに依頼しました。
【シルフィーヌ 安達萌さん】
「今回コロナの影響で百貨店だったり小売店が閉まってしまったので、お仕事が減ってしまったとても腕のいい職人さんたちが周りに結構いまして、お話ししたらみんなのために頑張りたいっていう風に言ってくださった」
職人たちが1枚ずつ丁寧に縫い上げ、1日30枚を生産。1枚4000円というお値段ですが、発売から1ヶ月。1000枚以上が売れています。
【薄田キャスター】
「それだけ売れているって事は、皆さんおしゃれを楽しみたいんですね。マスクでさえも」
【シルフィーヌ 安達萌さん】
「そういうお客様が多いと思います。少しでも元気が出ましたって言うお声もすごく頂きますので、やっぱりそこはこういったときにも女性の皆さんは求めていることなのかなと思って。こういったアイテムでちょっと気分転換をして、みんなで乗り越えていけたらと思っています」