新型コロナウイルスの影響を受けて、冷え込むニッポン経済。
そんな中「巣ごもり消費」で、冷凍食品やお米、レトルトカレーなどの売り上げが大幅アップ!
しかし、伸びているのは食品だけではないんです。
“新型コロナ”に負けない!今こそ必要な人気モノ!?
【薄田ジュリア】
「大阪・難波のビックカメラにきました。この状況でいま、意外なものが売れているそうなんです。一体何なんでしょうか?」
【ビックカメラなんば店 PC周辺担当・濱田暢久さん】
「このコーナーが見守りカメラ」
――Q:なぜこれが売れている?
「やはりコロナウイルスの影響で学校が休校になっているというところが結構多い。そういう時にこの見守りカメラがまさに大活躍するということ」
元々ペット用などに使われるという見守りカメラ。
専用のアプリを使い、外出先からスマートフォンを通じて、部屋の中の様子を確認することができます。
休校が続く中、子どもたちだけの留守番に不安を感じている保護者たちに売れているんだそうです。
【ビックカメラなんば店 PC周辺担当・濱田暢久さん】
「前年(同月)と比べまして、1.6倍に売り上げが伸びています。親御さんの心配がカメラの売り行きにそのまま直結している」
また、冷凍食品がたくさん入る、冷蔵庫の人気も例年より高まっているんだそうです。
【ビックカメラなんば店 大型家電担当・長谷部賢治さん】
「(新型コロナの)騒動をきっかけに問い合わせが増えている」
続いて案内されたのは…
【ビックカメラなんば店 メガネ担当・三木亮治さん】
「こちらメガネコーナーですけど、いまどういったものが売れてるんですか?こちらのメガネの曇り止めが一番売れてますね」
普段メガネをしているみなさん、マスクをつけると吐く息で、レンズが曇るわずらわしさ、ありますよね?
そんな時に、この曇り止めを塗って、ティッシュでふき取ると、メガネがくもらない優れモノ。
【ビックカメラなんば店 メガネ担当・三木亮二さん】
「昨年の同時期に比べましても約3倍。すぐに売れてしまうので、在庫のほうが追い付かない」
感染予防のためのマスクが、意外なヒット商品につながっていました。
この状況を、何とか乗り切ろうとする消費者の思いが、売れ行きの数字に表れているようです。
ピンチをチャンスに!レジャーは○○○○で決まり!?
やってきたのは兵庫県南あわじ市の『休暇村南淡路』。
家族連れなどに絶景とビュッフェが人気の宿泊施設がいま、ピンチを迎えています。
【休暇村南淡路・川島健副支配人】
「宿泊に関してはほぼほぼ4割減、日帰りにあたっては、会食、宴会の予約などもかなり減りまして、9割減という状況になってきてます」
前の年の同じ月と比べ、5割も売り上げが下がったというこちらの宿泊施設。ホテル利用のキャンセルが相次ぐ中、併設されたある施設に予約が殺到しているんです!
【薄田ジュリアキャスター】
「あっ、ありました。テント並んでいます。海沿いのところに立てたりとか、手前にはドーム型テント。平日にも関わらず親子連れで大変賑わっています」
そう!…キャンプ場です。
【兵庫・西宮市から来た渋谷あんりちゃん(小4)】
「楽しい!ずっと外にいけてなかったから、外の空気を吸って楽しい」
このキャンプ場では、通常は2割ほどしか埋まらないという平日の予約が、学校が休みになった3月初めからは、約8割が埋まるという盛況ぶり。
もちろん週末も予約でいっぱいです。
【休暇村南淡路・川島健副支配人】
「予約状況でいきますと、平日に至っては対前年に比べて3倍ぐらい増えてきています」
――Q:ホテル一本じゃなくキャンプ場があってよかったですね。
「そうですね。少しでもお客様の顔を見ると私たちもホッとするもんですから嬉しく思います」
実は今、感染を防ぎながら溜まったエネルギーを発散できるとキャンプが注目されているんだそうです。
【大阪市から来た湯浅好胤さん、長男・修造くん(小1)】
「おはようございま~す」
――Q:キャンプ来てなかったらずっと家におったんちゃう?
(父)
「飽きてきたやろ?」
(息子)
「あきたけどな…」
(父親)
「ウイルスもおれへんもんな。田舎にきたほうがな。広いですし、外ですし、風通しもいいし、(隣りと)離れてますし…」
【兵庫・尼崎市から来た家族】
「屋内に遊びにいけないので、屋外のちょっと人が少ないところでキャンプのほうがいいかなって」
「ここ区画サイトなんで、距離も決まって離れてるんで…今回結構人が多くてビックリしましたね」
――Q:久しぶりに(マスクを)はずした感じ?
「そうですね。ちょっと違和感ありますね」
中には、キャンピングカーをレンタルして来た人も!
【奈良から来た大学生】
「たまたまキャンピングカーで1泊したいなという話があったんで今回借りました」
キャンピングカーを貸し出している会社によると、前の年の同じ時期と比べ、稼働率が4倍に伸びているんだそうです。
中にはこんな人も…。
自動車のラゲッジスペースに腰掛け…ノートパソコンを開いている男性が。
――Q:いま、これは何を?
【有給中にキャンプに来た人】
「普通に仕事のメールを見ています」
――Q:キャンプに来てても仕事が離れない?
「そうですね。少し気になりますね」
こんな場所でもお父さんはのんびりできないようですね。
もはや神頼み!?“コロナ退散”で人気急上昇!
【薄田ジュリア】
「大阪市内の神社にきています。この場所でいま、あるものが売れているそうなんです」
製薬会社が立ち並ぶ薬の街、道修町にある少彦名神社。薬の神様が祀られていて、今、多くの参拝客が訪れています。
製薬会社も参拝に訪れました。
【田村薬品工業・芳田則樹総務部長】
「薬も扱っていますので、一日も早くコロナウイルスの蔓延がおさまりますようにという意味を込めて…」
ここにある新型コロナウイルスの退散を祈願した健康御守りが人気を集めているんです。
【巫女】
「コロナウイルスの退散を祈願いたしまして、こちらの健康御守りもありますが…?」
【参拝者】
「はい。そちらもひとつ…」
【お守りを購入した群馬県から来た人】
「早くコロナが終息して無事に幸せに過ごせればいいなと思いまして…」
江戸時代、中国経由で来たコレラが、大阪で流行したときにも、この神社が病除けの薬と御守りを授けたと、伝えられています。
【少彦名神社・別所賢一宮司】
「おそらく(国の対策が発表されてから)100個以上は(売り上げが)増えているというようなことになっていると思います。お守りを持っていただくことによって自己防衛したというような形で、皆さん防御していただきたいなという気持ちです」