プロ入り10年目にして、ことしの年俸は推定5億円…
球界屈指のスター選手ということで、緊張のインタビューです。
服部 よろしくお願いします
山田 よろしくお願いします
服部 あまり関西感が出ていないような感じがあるのですが…
山田 標準語もちょいちょい出ますけど、関西弁も使います
服部 てっきり関西を捨ててしまったのかなと…
山田 半分半分です(笑)
【履正社高校3年時(2010年)】
ちなみに、こちらはまだどっぷり関西人だった山田選手のお宝映像。
チームメイト 出てこい!山田くん
山田 履正社高校・山田です!
高校時代からすでに走攻守、三拍子揃った選手として、注目を集める逸材。
当時の監督も、その後の活躍をズバリ言い当てていました。
岡田監督 (本塁打)30本・(打率)3割・30盗塁するようなプロ野球選手を目指してほしい
チームメイト 山田くんは、天然でクラスでも人気者です
山田 天然ちゃうやろ・・・
服部 実は、ある物を持ってきました(入団会見時の写真フリップ)
山田 若いですね…
服部 この時、言ったある言葉なんですが…覚えていますか?
山田 日の丸を背負うような?
服部 さすがですね!覚えていたんですね。(フリップのめくりをはがす)
山田 なんとなく…この時は、そんなに高い目標はなかったんですよ、正直。
大きなことを言わないといけないと思ったので…
服部 今、日の丸を代表するような選手になってますけど、いかがですか?
山田 何回か、経験させて頂いていますけども、また違った緊張感とかありますし、
やっぱり気持ち良いですし、それを力に変えられたと思います、ホントに。
オリンピックというのは経験したことがないので、不安もあり、
かといって、挑戦したいというのもあるので。
ことしの正月。地元・関西に帰省した山田選手は、
高校時代のチームメイトと毎年恒例の初詣に訪れていました。
そこで、2020年最初の運だめしに挑戦すると…
山田 小吉。必ずこんな感じ、おれ。いつも!
大吉とったことないもん!
友人 幸運のカギ『丸くて白いもの』
友人 ホンマやん、野球やん!丸くて白いもの
ことしでプロ10年目の27歳。
野球選手として充実の時を迎える山田選手ですが、
かつては、プロの壁にぶち当たったこともありました。
山田 2013年、プロ3年目だったんですけど、何かを変えないと上にいけない
これ以上はないなと思ったので、とにかくいろんな人の意見を聞いて勉強しました
プロとしての覚醒。
トリプルスリーの原点と言われるのが、この独自のバッティング練習です。
スイングの軌道を修正するための打ち方や、変化球対策…
そして、これはインコースのボールを打つための練習と、
チェック項目によって異なる、実に11種類のバッティング練習を、
山田選手は必ず試合前に行ってきました。
天才と称される技術の裏には、1つ1つの課題に向き合う
地道な練習の積み重ねがあったんです。
そんなプロでの成長を誰よりも感じ取ってきた人物がいます。
【動画を見る山田選手】
山田 母校ですね。懐かしいですね。やっぱノック速いですね。
岡田監督 高校に入学した時から、持って生まれた素材というか、感性でやっていた。
最近は野球の話をしても、非常に理論的です。よく考えているなぁとビックリする
山田 いや、うれしいですね。ありがとうございます。
自分自身も感覚で野球をやっていた部分が多かったが、最近は頭を使うようになった。
こういう考え方が必要だなとか、調子が悪ければこういうバッティングをしようとか
引き出しが増えてきたと感じている
日本野球の悲願へ。
去年11月、プレミア12(世界野球)で世界の頂点にたった日本代表。
しかし、これまでオリンピックでは、いかなる名選手を擁しても
金メダルには届きませんでした。
山田 バッティングも期待されるだろうし、守備も大事。
走塁もどん欲に走ってほしいと思われている。
服部 求められるものが多いですね。
山田 自分もそういう選手を目指しているので、逆に期待されたい