【薄田キャスター】
「まったく聞かされず、やってきたのは、タクシー会社の敷地内ですかね。ここで暑さを乗り切る、暑いこそいいみたいのがあるのかな??」
そこにやってきた1台のタクシー
【薄田キャスター】
「変な人がいる!! どういうこと!?」
タクシーの中には、不気味な写真や落ち武者。
さらに運転手は…!!!
「霊感タクシー。少々ヒヤッとします!?そういうことか」
これは、身も心も、涼しくなってもらおうと、大阪の未来都が走らせているタクシーなんです。
当たり前ですが、この幽霊はちゃんとしたドライバーさん。役作りの参考にするため、怖い映画を何度も見たそうです。
【幽霊の運転手】
「お清めにどうぞ」
【薄田キャスター】
「あ~!気持ち悪い なんかもらった不気味。塩分チャージ。熱中症対策ですかね。必要以上に涼しくなりました」
――Q:どこを走っているんですか?
【未来都タクシー 企画広報 小林仁志さん】
「流しで走るので運転手じゃなくて幽霊任せで、行先とかもちゃんとお伝えいただければその通り走りますので!恐らく」
涼しく感じるかどうかはあなた次第…ですが、まだ続く暑い日に、とってもお得なサービスを受けられる場所が…
【薄田キャスター】
「リッチな気分を暑いからこそお得に味わえる。最高ですね。」
ウエスティンホテル大阪では、レストランやラウンジのドリンク30種類以上が、大阪市の予想最高気温30℃以上で30%OFF。35℃以上なら35%OFFになるんです!。
【ウエスティンホテル大阪 島紗綾さん】
「ぜひこのサービスをこの機会に知っていただいてたくさんのお客様に足を運んでいただけたらと思います」
暑いほどお得なサービスは他にも…
【薄田キャスター】
「百貨店の中は涼しいですね。今日も涼みにしている方がいます。あちらのポスターご覧ください。「猛暑日サービスデー」が開催されています」
高島屋大阪店では、気象庁が発表する翌日の天気予報で(午後5時時点)近畿2府4県のどこかで、35℃以上になると、次の日、洋菓子や、お肉、総菜が割引になったり、試食ができたりと、約100種類のサービスが受けられるんです!
【客】
「ラッキーでしたね。とてもうれしいですね。得した気分になります」
「(試食して)これはプレゼントにいいなと思って買ったんです」
「やっぱ中で色々楽しめるのがいいな。外が暑いので」
――Q:外暑い?
「暑いです」
ホテルでも百貨店でも、涼しくもてなすだけでなく、お客さんにきてもらうきっかけになっているようです。
実は暑いと、お財布のひもが緩む…というデータもあるんです。
夏の平均気温が1℃上昇すると、家計消費が、2884億円増えるんだそうです。(※出典:第一生命経済研究所)
言われてみれば…今年大ヒットしている小型扇風機や…アイスクリームにジュースなど、涼しさを求めて買ってしまいますよね。
【髙島屋 IR・広報室 坪田彩課長】
「百貨店は全館お買い回りいただける。一カ所で用事を済ませていただける場所。お客様の滞在の時間が長くなるって言うのにもつながっているんじゃないかなとは思います」
涼しさに引き寄せられたお客さんに向け、たくさんの猛暑サービスを用意することで、長い時間、買い物をしてもらおうという狙いも百貨店にはあるようです。
一方で、こう暑いと気になるのが、日々、料理で使う食材の値段です。
――Q:暑い日つづいてますけど お野菜の値段はどうですか?
【フレッシュマーケット アオイ 内田寿仁社長】
「そうですね 野菜ことしは去年に比べるとね 落ち着いていると思います」
去年は記録的な猛暑で野菜の値段は軒並み高騰しましたが、今年は、全体的に平年並みとのこと。そんな中、トマトは夏の日照時間が長かったため全国的に収穫量が多く例年より2割、3割安く、たまねぎも1割ほど安いそうです。
そして今年、意外なものも安くなっているんです!
【客】
「めちゃ安いね!こんだけようけあったら、佃煮みたいにしてもいいわな」
お客さんが手に取っていたのは、ベビーホタテ。例年より2割ほど値段が安いそうで、取材した日は特売で半額になっていました。
取引している青森県の加工業者に尋ねたところ、人間にとってつらい暑さも、ホタテには快適な水温で、エサとなるプランクトンも豊富だった為、水揚げが好調なんだそうです。
続いてやって来たのは大阪府柏原市。
【薄田キャスター】
「ぶどうがたわわに実ってます。おいしそう」
大阪はぶどう(デラウェア)の収穫量が全国3位を誇り、柏原市では、約300年前から、ブドウが作られていました。今のシーズンは、ぶどう狩りのお客さんでにぎわっています。
【ぶどう狩り客 子ども】
「おなかいっぱいやけどさ~、美味しすぎてやめられへん」
――Q:毎年来ていて今年の味は?
【毎年ぶどう狩りにくる常連客】
「ことしはあたりです。おいしいです」
常連客もうならせることしのぶどう、私も早速・・・
【薄田キャスター】
「あま~!!ジューシーですね!!」
――Q:なんでこんなに甘くなるんですか?
【横政農園 横尾明良さん】
「天気がものすごいいいですやろ。日照時間が長い、葉っぱが光合成を活発にしているので、ものすごく糖度が乗っている」
ちなみに大阪の8月の天候はほとんどが晴れ!(8月20日までで15日間が晴れ)
ぶどうは、光合成をすればするほど、甘味の基となる糖類が多く作られるんです。実際に糖度を図ってみると・・・
【横政農園 横尾明良さん】
「21.9度ありました」
「夏によく食べるスイカ・あれが10度か11度あると思いますねんけどそれに比べると倍」
これからの旬は、実の大きなマスカット・べリーA。酸味と甘みが絶妙な品種です。
【横政農園 横尾明良さん】
「色もついてきました。味も乗ってきました。いまから9月の中頃までが旬。まだまだおいしくなります!」
人間にとってつらい暑さをなんとかお得に乗り切れば、秋の実りはすぐそこまで来ていますよ。