9月18日は「敬老の日」。各地で敬老の日にちなんだイベントが行われ、大阪府柏原市では、国内最高齢の女性にお祝いが贈られました。
■「敬老の日」発祥の地兵庫・多可町 「おじいちゃん・おばあちゃんの絵」展示会
兵庫県多可町で開かれたのは、全国から届けられた「おじいちゃんやおばあちゃんの絵」約1000点が並ぶ展示会です。実は多可町は、「敬老の日」発祥の地。およそ75年前に高齢者を敬う日を独自に定めたことが、「敬老の日」誕生のきっかけになったということです。
【訪れた人】
「これ(孫の作品)なんです。上手やんな。かわいらしいです、感激しています」
■大阪の施設では100歳以上の入居者を祝う会
一方、大阪府柏原市の特別養護老人ホームでは、100歳以上の入居者を祝う会が開かれました。
【職員】
「敬老の日なのでお花、プレゼントさせてもらいます」
【職員】
「おめでとうございます」
【横山コユキさん(104)】
「ありがとう」
【職員】
「104歳ってことですけど」
【横山コユキさん】
「えらいこっちゃ」
■国内最高齢 116歳の巽フサさんにもお祝い贈られる
その中で、職員から花束を手渡されたこちらの女性。巽フサさんは御年なんと116歳!現在、国内最高齢です。フサさんが生まれたのは、明治時代のこと。6人兄弟の次女として1907年に、現在の八尾市で生まれました。32歳で結婚し、子ども3人、孫7人、ひ孫8人、そして玄孫3人に恵まれたフサさん。
フサさんについて、息子の完次さんはこう話します。
【フサさんの息子 巽完次さん(76)】
「生活習慣が朝昼晩きっちり食べたり、寝る時間もほぼ決まった時間に就寝していると」
6年前、110歳のお祝いを収めた映像では、おかゆをぱくりと食べる様子が写っています。
(2017年の映像)
【職員】
「ごはんおいしいですか?」
【巽フサさん】
「おいしい」
今でも、1日3回の食事を欠かさず食べているというフサさんです。
(去年の映像)
【巽フサさん】
「ご飯まだでっかー」
常に健康を意識して過ごしてきたのが、長寿の秘訣のようです。フサさんの息子・完次さんによると、「(70代後半のころ)骨折したときでも『歩かなあかん』ということで、『竹を切ってきてくれ』言うて、丸い竹を足元に置いて足ふみして鍛えてたり、努力もするし、それが長生きにつながっているんかなって」
116歳のフサさんに、思わず104歳のおばあちゃんも…
【職員】
「お隣のおばあちゃんは116歳」
【横山コユキさん(104)】
「あー、年やなぁ」
各地で、おじいちゃん、おばあちゃんの笑顔が見られた「敬老の日」。皆さん、これからも、元気でいてくださいね。
(関西テレビ「newsランナー」2023年9月18日放送)