大阪府は、新型コロナ患者に対応できる看護師を安定して確保するため、4月「人材バンク」を新たに設置する方針を決めました。
大阪府は、新型コロナ患者に対応できる看護師を安定して確保するため、4月「人材バンク」を新たに設置する方針を決めました。
大阪府ではこれまで、重症者の対応に当たる大阪コロナ重症センターで働く看護師を確保するため、休職中などの看護師に協力をよびかけていました。
現在、重症センターに専属して働く看護師は80人ですが、感染者の減少に伴い、重症センターの運用病床は、ピーク時の30床から20床まで減っています。
大阪府は、今後再び感染が拡大し、医療がひっ迫した際にも看護師を確保できるよう、4月から「人材バンク」を設置することを決めました。
人材バンクに登録した看護師は、重症センターだけでなく、クラスターが発生して看護師が不足した病院などにも派遣される仕組みです。
【大阪府・吉村洋文知事】
「重症センターは、どこかの病院に帰属しているわけではないので、手を挙げる看護師があって初めて成り立っているものだと思っている。そういった意味で、3月31日以降は、人材バンクを稼働させていきたい」
人材バンクに登録できるのは、人工呼吸器を装着した患者のケアができる看護師などが対象で、大阪府は準備が整い次第、募集を始めるということです。