兵庫県の井戸知事は3日、新型コロナウイルス患者の入院病床について、目標を上回る83床を追加確保したことを明らかにしました。
兵庫県では、新型コロナの第3波以降に100床を増やして750床体制としましたが、感染の急拡大には全く足りず、県が掲げる「自宅療養ゼロ」の方針とかけ離れた状況に陥っています。
このためさらに50床を増やす目標を掲げていましたが、井戸知事は3日、新たに83床を追加し、839床になったと明らかにしました。
初めてコロナ患者を受け入れる病院も7カ所あり、うち6カ所は民間病院だということです。
井戸知事は、「新規でも協力しようとして頂いたことに感謝したい。医療7団体がコロナ対策に総力を挙げて対応するぞと宣言をまとめて頂いた。これも背景にあったのではないか」と述べています。
このほか、宿泊療養施設も神戸市で1施設・142室を追加確保していて、2月12日からの運用を目指すということです。
●病床使用率(確保病床)病床全体…71.3% 重症病床…56.0%
●実質的な病床使用率(運用病床)病床全体…73.3% 重症病床…65.0%
●入院調整中の患者数…528人(前日比107人減)
●直近1週間平均の陽性率…7.4%
※いずれも3日午前0時現在。3日発表の追加確保分は含まず。