大阪府寝屋川市の保健所で26日、PCR検査の検査キットが配られました。
【職員】
「こちらが本日お渡しする検体容器等のセットです」
大阪府寝屋川市では、高齢者施設での新型コロナウイルスの集団感染を防ぐために、2月1日から定期的なPCR検査を無料で行うことになりました。
検査の対象となるのは、寝屋川市内の特別養護老人ホームなど21カ所の施設で働く職員約800人。
検査は2週間に1度行われ、その費用の全てを寝屋川市が負担します。
【社会福祉法人栄光会寝屋川十字の園 山田和広 理事長】
「大事な命を預かっている施設なので。いい施策をしてくださったと感謝している」
介護現場では、フェースシールド着用などの感染症対策を行うものの、利用者との距離が近くなってしまいます。
大阪府内では去年10月以降、クラスターが発生した施設の約半分を高齢者施設などが占めていて、感染症対策が課題となっていました。
【寝屋川十字の園 谷井昌代 事務長】
「(陽性者が出たらという)一抹の不安はあるんですけれども、入所者さんに対しても自分を守るということに対しても、この検査は必要だと受け止めています」