自宅療養者に対し、食料品などの支援を1月29日から開始
新型コロナウイルスへの対応で、実際に運用できる病床の使用率が80%を超えている京都府の西脇知事が26日、緊急の会見を開きました。
【京都府・西脇知事】
「ほとんど高止まりの状況なので、この状況は緊急事態宣言発出時からそれほど大きく改善されたわけじゃないという観点に立てば、まだまだ努力しなきゃいけない」
現在、京都府の実際に運用できる新型コロナ病床は330床。
病床を効率よく運用するために、症状が改善した患者の転院をスムーズに行う必要があり、京都府は患者の搬送体制の確立のためタクシー会社に協力を求める方針を示しました。
さらに民間の病院に対しても、コロナ患者の受け入れが可能かどうか個別に働きかけていくほか、看護師の負担軽減のためにコロナ病床の清掃を業者に委託するということです。
【京都府・西脇知事】
「これによって少しでも看護師の負担軽減につなげ、受け入れ病床の増加になんとかつなげたいと思っています」
また、これまで入院調整中の段階で3人が死亡したことなどから、自宅療養者に対し、パルスオキシメーターの貸し出しや食料品などの支援を1月29日から行います。