大阪府は21日、新型コロナウイルスの患者が回復した後の、転院先確保を支援する専門チームを立ち上げました。
大阪府では、すぐに使用できる重症病床の運用率は83.3%、軽症中等症の病床の運用率も73.6%で病床のひっ迫が緊急の課題となっています。(20日現在)
これまで患者の入院先の振り分けは、入院フォローアップセンターが支援していましたが、回復後の転院先探しは病院任せとなっていて、転院先が見つからないことが病床ひっ迫の一因となっていました。
この問題を解消しようと、大阪府は一般病床への転院を支援する専門チームを立ち上げました。
専門チームは、1月12日から患者の情報を病院から聞き取る作業を始めていて、担当者は「発症日から20日経過した患者が1割ほどいる状況だ」と話しています。