一般の人へのワクチン接種の時期が明らかになりました。
対象は当面16歳以上とし、医療従事者の後、早ければ3月下旬から、65歳以上の高齢者などへ。
そして5月ごろから一般の人たちへの接種開始を、政府は目指しています。
ワクチンの接種に向けて自治体も動き出しています。
大阪府枚方市の保健センターでは、他部署からの応援をうけて、準備チームを立ち上げ、作業にあたっています。
枚方市の予定では、ワクチン接種対象者に接種券を配送し、市民はインターネットや電話などで場所と日時を予約。
当日、会場で体調などを予診した後、ワクチンを接種するということです。
枚方市で対象となる見込みなのは、約35万人。
これまで経験したことがない大規模なワクチン接種に、市も手探りで準備しています。
担当者の会議で、課題などについて話し合いが続いています。
【枚方市健康福祉部 中川多喜 次長】
「接種にあたる医師は、ワクチンの有効性や安全性を明確にした上で、副反応や健康被害が起きた際にどんな対応になるのかを明確に示して欲しいと(言っていた)」
【職員】
「北部の方が医療機関があまりないなっていう話が出ていて、何とか楠葉方面で接種会場の確保ができないか…」
市は病院だけでなく、公共施設での集団接種にも対応できるように、医師の確保や会場の選定を進めているということです。
【枚方市健康福祉部 中川多喜 次長】
「接種がいつから始まって、いつが終わりなのか、どれくらいの市民が接種を希望されて、接種されるのかが十分見込めない中で、必要な部分を進めて行かなければならない。いかに市民に分かりやすく正確な情報を届けながら、スムーズな接種につなげていくのかが大きな課題です」