大阪府の対策本部会議で示された資料より
12日に開かれた大阪府の新型コロナ対策本部会議で、重症患者数の推移のシミュレーションが示されました。
大阪府には11日の時点で169人の重症者がいます。
仮に1月28日ごろまで、1日に平均600人程度の陽性者が確認される状況が続いた場合、どうなるのでしょうか。
平均600人というのは、少ない時には400人、多い時には800人といった毎日が続くイメージです。
こんな週が続くと、重症者の数は遅れて増えてきてますので、1月末に大きく膨らみます。
大阪府のシミュレーションでは、1月31日の重症者が263人となります。
こうなると、大阪府が確保している重傷者用の病床が236床ですから、重症者はこれを大きく上回ってしまいます。
平均600人という陽性確認は、医療が許容できないということが分かります。
仮に、これが現実になれば非常に危機的な状況で、十分な対策が求められています。