大阪市の松井市長「クラスターを抑える形を作りたい」
大阪市は13日、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、高齢者施設の職員に対して定期的にPCR検査を行うことを決めました。
13日開かれた大阪市の新型コロナウイルス対策本部会議では、高齢者施設などでクラスターが多く発生していることを受け、希望する施設の職員に対して、定期的に無料のPCR検査を実施することが決まりました。
対象となるのは、市内に約300ある特別養護老人ホーム、障害者入所施設などの職員約2万人で、早ければ1月末から、2週間に1回程度の検査を受けられるということです。
大阪市では、これまでに370カ所の高齢者施設でクラスターが発生していて、そのうち約4割が2020年12月以降に発生しています。
検査の実施で、増加している高齢者施設での感染拡大を防ぎたいとしています。
【大阪市 松井一郎 市長】
「高齢者施設で、(感染した時の)リスクが高い皆さんの周辺の方々をPVR検査することで、クラスターを抑える形を作りたい」
このほかにも、夜の人出を抑えるために大阪メトロに対して、平日の夜間の減便を要請することを決めました。
松井市長は、緊急事態宣言が出ている間は不要不急の外出を控え、日中であっても複数人での会食などは避けてほしいと呼びかけています。