兵庫県で13日、過去3番目に多い285人の新型コロナウイルス感染が確認されました。
また、11人の死亡が確認されました。(神戸市4人、姫路市1人、尼崎市2人、その他県内4人)
姫路市や尼崎市の病院で新たなクラスターが発生しています。
姫路市によると市の医療機関で13日までに職員2人と入院患者11人の、計13人の感染が確認されました。
このうち2人は他の患者と全く接点がないなどの理由から感染経路が別と判断され、姫路市は11人が感染したクラスターと認定しました。
姫路市は院外に感染の広がりがないことや風評被害の防止を理由に、医療機関の名称を公表していません。
また尼崎市の「尼崎新都心病院」でも職員4人と入院患者1人の感染が判明し、尼崎市は新たなクラスターと認定しています。
13日の兵庫県の発表によると、「確保病床使用率」(厚労省基準)は、全体で77.5%、うち重症病床は60.3%となっています。
すぐに使用できる病床数で試算した「運用病床使用率(運用率)」では、全体で84.9%、うち重症病床は70.0%に達しています。(13日午前0時現在)
井戸知事は13日の会見で、コロナ病床と宿泊療養施設全て含めても使用率が60%を超えたことを明らかにした上で、「退室後の消毒などもあり、『まだ40%の余裕がある』というわけではない。現場サイドから見ると危機的だ」との認識を示しています。
兵庫県では前日の検査数を公表していますが、12日は検査数2326件、、陽性率は6.9%となっています。