12日、大阪府のコロナ対策本部会議で「推定感染日」に関する資料が示されました。
大阪府で確認される陽性者が年明けに増えた背景には、年末年始の飲食などで感染した人が多いのではないかという見方がありましたが、それを裏付けるようなデータ「推定感染日別陽性者」のグラフです。
青い線で示される「確認された陽性者」は年明けに跳ね上がっていますが、いつ発症したか患者に聞き取りをして発症した日からさらに6日前の日付を調べます。
こうして、「大体この日に」感染しただろう、という日を割り出します。(感染から発症までの平均が概ね6日間)
こうして、感染者がいつ感染したかを調べて棒グラフにすると、12月20日頃から後に感染しただろうと思われる人が増えていっていることが分かります。
忘年会やクリスマスなど、どうしても人出が出てしまう時期に、感染が広がったのではないかと推定されます。
呼吸器感染症が専門の関西医科大学付属病院・宮下修行教授は、「年明けにも一定の人の動きがあったため、今後も感染者が増える傾向が出てくることが予想される。早目の対策を講じる必要がある」と話しています。