関西テレビが民放連盟賞 優秀賞受賞!
【報道部門 優秀賞】『想いを伝えて~阪神淡路大震災・父子が歩んだ20年~』
【技術部門 優秀賞】『画像認識による対象検出を利用したクロマキーカット割りシステムの開発』
2015年9月17日(木)
9月17日、平成27年日本民間放送連盟 連盟賞の審査結果が発表され、当社制作ドキュメンタリー「想いを伝えて~阪神淡路大震災・父子が歩んだ20年」が報道部門で「優秀賞」を、当社が開発・発表した「画像認識による対象検出を利用したクロマキーカット割りシステムの開発」が技術部門において優秀賞を受賞しました。
※日本民間放送連盟賞=番組、CM、放送技術の向上と、放送活動のより一層の発展を図ることを目的に、日本民間放送連盟(民放連)が1953(昭和28)年に創設。民放連の会員である全国の民放各社から参加のあった番組・事績を対象に 毎年1回実施し、優れた番組、優秀と認められた事績が表彰されます。
※日本民間放送連盟賞=番組、CM、放送技術の向上と、放送活動のより一層の発展を図ることを目的に、日本民間放送連盟(民放連)が1953(昭和28)年に創設。民放連の会員である全国の民放各社から参加のあった番組・事績を対象に 毎年1回実施し、優れた番組、優秀と認められた事績が表彰されます。
技術部門 優秀賞
画像認識による対象検出を利用したクロマキーカット割りシステムの開発
当社が開発・発表した「画像認識による対象検出を利用したクロマキーカット割りシステムの開発」が、平成27年日本民間放送連盟賞 技術部門において優秀賞を受賞しました。
【開発担当者】
栗山和久(関西テレビ)
本開発は、通常はカメラ1台で運用するクロマキースタジオ(※背景に別の映像を合成して出すスタジオ)において、2台のカメラを用いて、その映像を自動的に比較することにより、人物をアップで撮っている方のカメラの撮影範囲を検出し、適切な背景映像を生成するシステムです。これにより、2台のカメラのクロマキー合成映像を違和感なく切り替えることができるようになりました。その結果、低コストでバーチャルシステムを用いることなくカット割りの演出が実現可能となりました。
【開発担当者】
栗山和久(関西テレビ)
本開発は、通常はカメラ1台で運用するクロマキースタジオ(※背景に別の映像を合成して出すスタジオ)において、2台のカメラを用いて、その映像を自動的に比較することにより、人物をアップで撮っている方のカメラの撮影範囲を検出し、適切な背景映像を生成するシステムです。これにより、2台のカメラのクロマキー合成映像を違和感なく切り替えることができるようになりました。その結果、低コストでバーチャルシステムを用いることなくカット割りの演出が実現可能となりました。
受賞理由
クロマキー合成の表現の幅が広がり、情報番組などで気軽に活用できる環境が整い、テレビ制作技術の効率化と高度化に貢献した。
報道部門 優秀賞
ザ・ドキュメント
「想いを伝えて~阪神淡路大震災・父子が歩んだ20年」
放送日時
2015年3月8日(日) 深夜25:35~26:30
番組ページ
番組概要
阪神淡路大震災から20年。神戸市東灘区の長谷川博也さんは、震災で妻と三男を亡くしました。以来、長男(当時8歳)、次男(当時7歳)との3人での暮らしが始まり、父は自宅で塾を経営しながら一切の家事育児をこなしてきました。20年を経た現在、兄は地元・神戸市で小学校の先生に、弟は編集プロダクションのライターになり、二人とも普段は何事もなかったかのような顔で日常を過ごしながらも、未だ母と弟への断ち切れぬ思いを抱えながら、「震災体験を伝えること」、「生きることの意味」をそれぞれの方法で模索しています。長谷川一家の姿を通し、ともに支え合って生きることの意義を見いだすとともに、限りある命について考えます。
スタッフ
【プロデューサー】
兼井 孝之(関西テレビ)
【ディレクター】
迫川 緑(関西テレビ)
【撮影】
吉川 浩也(ウエストワン)、 松本 比呂之(ウエストワン)
【編集】
野上 隆司(関西テレビ)
【MA】
中嶋 泰成(テレコープ)
【効果】
萩原 隆之(テレコープ)
【撮影助手】
岩瀬友紀(エキスプレス)、前田さき(エキスプレス)
兼井 孝之(関西テレビ)
【ディレクター】
迫川 緑(関西テレビ)
【撮影】
吉川 浩也(ウエストワン)、 松本 比呂之(ウエストワン)
【編集】
野上 隆司(関西テレビ)
【MA】
中嶋 泰成(テレコープ)
【効果】
萩原 隆之(テレコープ)
【撮影助手】
岩瀬友紀(エキスプレス)、前田さき(エキスプレス)
受賞理由
阪神淡路大震災で妻と三男を亡くした長谷川博也さん。関西テレビは、残された長谷川さんと、震災時小学生だった長男・次男の日常を2000年に放送していた。続編となる本作は、震災20年後の一家を再訪し、家族への思いや薄れることのない喪失感などを取材した。 三者三様の震災の受け止め方をそれぞれのインタビューから掬いあげることで、ごく普通に生きることのかけがえのなさを、あらためて教えてくれる作品である。