公演内容
人気女性知事がスキャンダルの火消しに奔走する
予測不能でスリリングな異色の政治コメディ!
鈴木保奈美が「慌てふためく女性知事」に!
鈴木保奈美がパブリックイメージの通り「出来る女性リーダー」として人気女性知事を演じる…と思いきや、パブリックイメージらしからぬ慌てふためき翻弄され奔走する「しょうもない女性政治家」を演じます。
理想に燃え、弱者の味方になるべく政治の世界に身を投じた清廉潔白な女性知事が、様々なしがらみや理不尽なトラブルに巻き込まれ、現実に流されながらも自らの正義感と使命を取り戻していく。
そんな、華やかな女帝であり、滑稽な裸の王様であり、地に足のついた新しいリーダー像です。
本作上演決定までの道のり
鈴木保奈美と舞台。今でこそ『セールスマンの死』(2022年)で、名優・段田安則の相手役「リンダ」を、また舞台『レイディ・マクベス』(2023年)にて主演の天海祐希の敵役「マクダフ」を演じるなど、舞台での活躍も著しい鈴木保奈美だが、ここに至るまでには入念な準備がありました。
子育てを一段落させた彼女が再び俳優業に復帰するにあたって、俳優仲間と共にワークショップや観劇を通じ、演技の研鑽の場「部活」を立ち上げていたのです。2017年、彼女はとある舞台に衝撃を受けます。緻密な構成と伏線回収によって巻き起こる笑いに飲み込まれた彼女は、「この舞台に一緒に立ちたい!」と思ったのでした。この舞台を脚本・演出していた人物こそ、アガリスクエンターテイメントの冨坂友だったのです。
若き三谷幸喜作品を彷彿とさせるようなシチュエーションコメディが得意な冨坂作品を気に入った鈴木保奈美は、「部活」のメンバー中田顕史郎との二人芝居を企画し、冨坂作の『笑の太字』を選ぶ。渋谷のワインバーで上演をしたところ、これが大盛況。冨坂友もまた、「いつか鈴木保奈美さんと新作をつくりたい」と強く思ったのでした。
この二人が再び出会ったのは、意外にもテレビでした。生ドラマとして話題にもなり、のちにギャラクシー賞奨励賞を受賞した2022年のフジテレビ年末特番『東京は24時』。この作品では冨坂友が脚本・監督に抜擢され、主演に鈴木保奈美がキャスティングされたのです。
そして出会いから7年、鈴木保奈美のラブコールがついに実現!それが本作『逃奔政走』です!
あらすじ
クリーンなイメージと圧倒的な女性人気で当選した
小川すみれ県知事(鈴木保奈美)は、大ピンチをむかえていた。
知事室の中に豪華なシャワールームを作ったことが議会やメディアで追及され、
「贅沢趣味だ」「税金の無駄遣い」と批判され始めたのだ。
無茶な答弁と屁理屈を駆使しつつ、あの手この手で言い逃れをはかる小川陣営。
この一見しょうもないスキャンダルに見える事件の裏には、
より大きな政治とカネの火種が隠されていたのだった。
自分の理念と政治生命のため、なりふり構わず奔走する小川知事は、
追及から、しがらみから、逃げ切ることができるのか?
そして小川知事の下した決断は…?
キャスト&スタッフ
脚本・演出
冨坂友
【プロフィール】
1985年5月13日生まれ 千葉県出身
高校卒業後、オリジナルのシチュエーションコメディを創作するためにアガリスクエンターテイメントを結成し、地元の公民館で演劇を開始。その後、東京の小劇場に拠点を移して活動。
代表作「ナイゲン」は全国の演劇部や劇場のプロデュース公演として数多く上演され、「SHINE SHOW!」は東宝のシアタークリエ公演として上演。2022年末に手がけた「生ドラ!東京は24時」の『シンガロング!』(CX)は2022年度ギャラクシー賞奨励賞を受賞した。
【コメント】
2018年に鈴木保奈美さんに初めて劇団公演を見てもらってから、6年越しで一緒に舞台を作ることになりました。その間に、作品を見てもらったり拝見したり「部活」でご一緒する中で、保奈美さんにどんな人物を演じてもらったら楽しいか、企画が始まる前から密かに(勝手に)考えていました。それが女性リーダー、「女帝」です。知的で誠実で正義感のある女性知事が、しょうもない悪事に手を染め七転八倒する様を、どうぞ笑ってご覧ください。
キャスト
鈴木 保奈美
【プロフィール】
1966年8月14日生まれ 東京都出身
1984年に、第9回ホリプロタレントスカウトキャラバンで審査員特別賞を受賞し芸能界入り。その後トレンディードラマに多く出演し、『東京ラブストーリー』(91・CX)で大ブレイクを果たした。『家族ゲーム』(13・CX)で第23回TV LIFE年間ドラマ大賞2013助演女優賞、第17回日刊スポーツ・ドラマグランプリ・春ドラマ助演女優賞を受賞。BSテレ東にて、読書エンターテイメント「あの本、読みました?」にレギュラー出演中。近年の出演作に、【舞台】『レイディマクベス』(23)、『セールスマンの死』(22)、【映画】『ミステリと言う勿れ』(23)、『唐人街探偵 東京MISSION』(21)、【ドラマ】『フィクサーSeason2』(23・WOWOW)、『南海トラフ巨大地震』(23・NHK)、『生ドラ!東京は24時「シンガロング!」』(22・CX)など。
【コメント】
ドラマを観るのが好きで、映画を観るのが好きで、好きだから自分も出たい!という原始的なモチベーションで生きてます。 アガリスクを観た時、原始の炎が灯ってしまいました。無駄のない台詞で緻密に積み上げられる屁理屈を、高速で的確に噴射する俳優たち。面白いなあ。ここに出たい!と灯し続けた炎は人々の手を経て聖火台までやってきました。ここから大きな花火となって打ち上がるのか、未熟な自分は焼き尽くされてしまうのか。ままよ。バケツに水、汲んでおいてくれ!
寺西 拓人
【プロフィール】
1994年12月31日生まれ 神奈川県出身
現在、舞台・映像俳優として数々の舞台に出演している。17年より『Endless SHOCK』に出演、19年には『マラソン』で舞台初主演を果たす。近年の主な出演作に、【舞台】『The Agent』『ロジャース/ハート』『メトロノーム・デュエット』『FACTORY GIRLS~私が描く物語~』『ミナト町純情オセロ~月がとっても慕情篇~』(23)、『私立探偵 濱マイク-我が人生最悪の時-』『バイ・バイ・バーディー』(22)、【映画】『まくをおろすな!』(23)、『189』(21)、【ドラマ】『ボイス 110 緊急指令室』(19・NTV)、『ストロベリーナイト・サーガ』(19・CX)、『49』(13・NTV)など。現在、『Endless SHOCK/Endless SHOCK -Eternal-』同時上演(4月11日~5月31日 帝国劇場)の出演を控えている。
【コメント】
初めまして。寺西拓人です。このお話をいただいた際、親に「鈴木保奈美さんが主演の作品に出させていただくことになったのだけど」と報告したところ、今までで1番びっくりしていました。親がびっくりなら子はもっとびっくりです。また、先日脚本・演出の冨坂さんとお会いし、あまりの腰の低さにさらにびっくりしました。ご縁に感謝し、この錚々たるメンバーの中で、必死にもがいてみたいと思います。ぜひ劇場へお越しください!
相島 一之
【プロフィール】
1961年11月30日生まれ 埼玉県出身
1987年、三谷幸喜主宰の東京サンシャインボーイズに入団。94年、劇団の充電期間突入まで主要メンバーとして活躍。以降、舞台、TV、映画など活躍の場を広げる。近年の出演作に、【舞台】『多重露光』『After Life』『ハートランド』(23)、『歌わせたい男たち』『貴婦人の来訪』『マイ·フェア·レディ』(22)、【ドラマ】『それってパクリじゃないですか?』『幸運な人』(23)、『生ドラ!東京は24時』『大川と小川の時短捜査』『鎌倉殿の13人』(22)など。現在、舞台「う蝕」に出演中。
【コメント】
今回鈴木保奈美さんが主演する舞台で保奈美さんと共演させてもらうことが決まって本当に光栄で最高にうれしいです!保奈美さんが主催する演劇のワークショップに参加させていただきセリフを交わした時とてもとても楽しかった!うれしいとか楽しいとか若者みたいなコメントですみません。だってそうなんだから許してください。作演はWEB版『12人の優しい日本人』でもお世話になった喜劇の達人冨坂友さん。共演はあいじまの尊敬する先輩佐藤B作さん、マイフェアレディで共に困難を乗り越えた寺西拓人さん、そして実力あるアガリスクエンターテイメントの皆さん!これは楽しみ以外ありません。どうか皆さま劇場に足を運んでください。あいじま全力を尽くします!
佐藤 B作
【プロフィール】
1949年2月13日生まれ 福島県出身
1973年に劇団東京ヴォードヴィルショーを立ち上げる。以来座長を務めており、“日本の喜劇”にこだわった公演活動を続け、2023年に創立50周年を迎えた。2022年に『ザ·空気ver.3 そして彼は去った···』で第29回読売演劇大賞優秀男優賞、『サンシャイン·ボーイズ』で第47回菊田一夫演劇賞を受賞するなど個人での受賞をはじめ、劇団としても2013年に第48回紀伊国屋演劇賞団体賞など数々の賞を受賞。近年の主な出演作に、【舞台】『その場しのぎの男たち』(23)、『マミィ!』(23)、【ドラマ】『無用庵隠居修行(シリーズ)』(23·BS朝日)、『鎌倉殿の13人』(22·NHK)など。先日2月14日に、これまでの俳優活動、劇団座長としての活動が評価され第45回松尾芸能賞優秀賞受賞が発表された。
【コメント】
自分の劇団で何十年と喜劇を目指して芝居創りをしてきました。松原敏春さん喰始さん高平哲郎さん三谷幸喜さんなどの素晴らしい劇作家との出会いがありまして素敵な喜劇を上演する事が出来ました!劇場を揺るがす様なドカーンという笑いが起きた時の幸福感は何物にも代えられません。ああ、生きてて良かった!と魂が震えます。そして喜劇を創る時の一番の条件は脚本です。脚本が喜劇的にしっかり描かれていないと喜劇は成立しません。冨坂友さんと初めて芝居を演らさせて頂きます。何でも第2の三谷幸喜氏と謳われる程、素晴らしい喜劇をお創りに成られている御方の様です。今回、どんな喜劇創りに挑戦させて頂けるのかとても楽しみです!また、鈴木保奈美さんが冨坂さんの大ファンで喜劇に挑戦するのも凄く楽しみです!美女が笑いの武器を持ったら誰も勝てません!!1日も早く脚本を読みたい!!どうぞ皆様御期待下さい。
公演スケジュール
日程
2024年7月20日(土)~7月21日(日)
7/20 (土) |
7/21 (日) |
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12:00
17:00
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12:00
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会場
京都劇場
料金
S席:¥10,000
A席:¥8,000
※全席指定・税込。
※未就学児入場不可。
※営利目的の転売禁止。
※出演者変更に伴う払戻し不可。
※車いす席をご利用のお客様はチケットをご購入の上、事前にお問合わせ先にご連絡ください。
※2枚以上でご購入されたお客様は、状況によっては連席でご案内できない場合がございます。予めご了承ください。
※公演中止を除き、払い戻しはいたしません。予めご了承下さい。
チケット発売日
2024年5月11日(土)10:00~
プレイガイド
※出演者並びにスケジュール変更の際は何卒ご了承くださいませ。出演者変更の場合でも他日への変更、払い戻しはいたしかねます。
※車イスでご来場のお客様は当日のスムーズなご案内のため、チケットご購入後お早めに座席番号を梅田芸術劇場お問合せ番号までお知らせください。
※今後の社会情勢に応じて、出演者・公演内容・スケジュール並びにチケットの販売等につきましては、変更となる可能性がございます。
※本公演は、著作権上の都合により、ライブ配信、ブルーレイ・DVD・CD等の発売の予定はございません。
※最新の情報については公式ホームページをご確認ください。
- 主催
- フジテレビジョン / 関西テレビ放送 / サンライズプロモーション大阪
- 制作
- アガリスクエンターテイメント
お問い合わせ
キョードーインフォメーション
0570-200-888(月~土 11:00~18:00 日祝休み)