2019年9月26日(木)深夜1:05~2:00
ともぐらし ~風薫るホームホスピスなごみの家~
受賞
地方の時代映像祭 選奨
内容
神戸市兵庫区の住宅街。ホームホスピス「なごみの家」に60~90歳台までの、6名ほどが一緒に暮らしている。末期がんを患う人、難病の人。皆一人暮らしが難しい人で、施設や病院ではない場所を探し、ここにいる。「なごみの家」を作ったのは、市民病院やホスピスで看護師として働いてきた松本京子さん。10年前に「とも暮らし」の場所として、全国で二例目となるホームホスピスを開設した。
「ともぐらし」の「とも」は、友達の「友」、伴走の「伴」、共に暮らすの「共」。
この場所は、彼らにとって 第二の我が家、そして最期の住宅にもなる…
「ともぐらし」の「とも」は、友達の「友」、伴走の「伴」、共に暮らすの「共」。
この場所は、彼らにとって 第二の我が家、そして最期の住宅にもなる…
ここには家のにおい、雰囲気がある。食事の時間には、ご飯のにおいが立ち込めてくる。お好み焼きの日は、匂いも音もいつもよりにぎやかだ。
リンパ腫で余命一か月と言われていた玉井得末子さんは、一年近く、病気がなかったかのようにこの家で暮らした。「天寿を全うした」という医師の言葉に、そしてスタッフの寄り添いに、家族の心も、癒された。
私たちは、みんないつかは死ぬ。「なごみの家」の暮らしぶりから見える、温かい人生の最終章とは…
リンパ腫で余命一か月と言われていた玉井得末子さんは、一年近く、病気がなかったかのようにこの家で暮らした。「天寿を全うした」という医師の言葉に、そしてスタッフの寄り添いに、家族の心も、癒された。
私たちは、みんないつかは死ぬ。「なごみの家」の暮らしぶりから見える、温かい人生の最終章とは…
ナレーション
篠原ともえ
コメント
生き方を選ぶことはできますが、亡くなり方も選ぶ時代になったのだと、あらためて気づかされました。“全うして亡くなる”という生き方の欠片(かけら)を、カメラを通して見せて頂き、一緒に生きているような感じさえあり、私も胸が熱くなり思わず涙してしまいました。
彼らは、自分らしく最後を迎えるため人生を逆算し、全うすることを教えてくれた先輩方のようで、自分自身の人生を見つめる時間にもなりました。若い方でも、決して遠いテーマではなく、どんな方でも共感できる内容だと思います。
彼らは、自分らしく最後を迎えるため人生を逆算し、全うすることを教えてくれた先輩方のようで、自分自身の人生を見つめる時間にもなりました。若い方でも、決して遠いテーマではなく、どんな方でも共感できる内容だと思います。
スタッフ
ディレクター:柴谷真理子
カメラマン:松本比呂之
編集:津田久嗣
プロデューサー:萩原守
カメラマン:松本比呂之
編集:津田久嗣
プロデューサー:萩原守