2019年3月14日(木)深夜0:55~1:50

内容
かつて“奇跡の鉱物”と呼ばれ、様々な製品に使われていたアスベスト。 海外では発がん性などの危険性が指摘されながらも、日本は長い間、使用が禁止されることなく、多くの人が知らず知らずのうちに接していました。

2016年7月、アスベスト(石綿)が原因とされるがん「中皮腫」と診断され余命2年と告げられました。
アスベストを吸ってから数十年たって発症する中皮腫
右田さんは、いつどこでアスベストを吸ったのか、記憶をさかのぼっても原因がわかりません。
「なぜ自分がこんな病気に…」
右田さんは、患者同士で励まし合いたいと全国を回り、交流会を行います。


希少ながんのため、治療法も確立していない中皮腫。発症のピークはこれから迎えると言われています。どうしてこんな苦しみを経験しないといけないのか。右田さんたちはアスベストの被害に遭った患者を集め、自分たちの現状・思いを国に訴えます。

日に日に悪化する患者たちの容体、そして、迫る死。
彼らの生きざまを通して、アスベスト被害の“実像”に迫ります。
ナレーション
スタッフ
撮影:大窪秋弘
編集:小山仁志
プロデューサー:萩原 守