2017年10月24日(火)深夜0:25~1:25
希望の風に吹かれて 決断は一瞬 総選挙の舞台裏

希望の風に吹かれて 決断は一瞬 総選挙の舞台裏

内容

安倍晋三首相による「衆議院解散」を受け、突然スタートした選挙戦。
そこに小池百合子代表が仕掛けた大勝負が「希望の党」だった。間髪入れず、民進党の前原誠司代表は全員が「希望の党」から出馬することを提案。政権選択選挙への布石を打つ。
風が吹きはじめた…はずだった。
しかし、小池代表の「排除」発言が民進党候補者を混乱に陥らせる。
さらに「日本維新の会」との「すみわけ」を掲げたことで、大阪の候補者達は無所属での出馬か、「国替え」をして「希望の党」の風に乗るのか、究極の選択を迫られた。
一方、枝野幸男代表代行が「立憲民主党」の立ち上げを宣言してから、もう一つの風が吹き始める。どこに風が吹くともわからぬまま、民進党候補者達はほんの数日で、決断を迫られた。

番組では、「民進党から出馬するはず」だった3人を、解散から開票後まで追った。

「希望」からの出馬を決め、大阪から兵庫に「国替え」した新人の川戸康嗣は、最後まで苦しい戦いを強いられた。
民進党執行部の一人だった山井和則も、「安倍一強政治を終わらせる選挙に」と「希望」へ。しかし、安保法制に対して反対だった山井が容認の立場を取る「希望」から出馬した事は、「苦渋の選択」「矛盾」と映り、説明に追われた。
辻元清美は「希望」から出る道を拒否し、枝野代表が立ち上げた「立憲民主党」へ合流する。
“数の力”を追う、政党政治とは…。“風”を追わざるを得ない候補者の政治信条とは…。
そして有権者の審判は、どう下されたのか。
翻弄された候補者たちの姿から、日本の政党政治のあり方を問う。

語り

豊田康雄(カンテレアナウンサー)

スタッフ

プロデューサー:宮田輝美
ディレクター:上田大輔

撮影:平田周次、竹田光彦
編集:芳本武