2012年8月4日(土) 深夜1:35~2:30

企画意図


戦地に赴き、軍人と同じような危険な任務を強いられても、戦争が終われば忘れられてしまうことに、悔しい思いをしている体験者や遺族も多いという。
番組では、一般には知られていない戦時下での民間船の徴用の実態について知るため、体験者や犠牲者遺族を探し求め取材を行った。当時を知る人たちが年々少なくなる中での証言は貴重なものになるだろう。証言に客観的な資料も照らし合わせながら、民間船徴用の実態の一端を明らかにし、戦争の悲惨さについて思いをいたす番組としたい。
取材を終えて ~豊島ディレクター
取材の中で聞いた体験談は、内容を考えればどれも激烈なものです。しかし、皆さんの語り口は静かでした。朴とつな漁師や機帆船乗りの話を聞いていると、戦争もまた海で起きた一つのできごとに過ぎなかったのかもしれない…、そこまで海とは大きな存在だということなのかもしれない…と、そんなことも感じました。


スタッフ
撮影助手:中谷圭佑
編集:日下修平
MA:中嶋泰成
効果:西原長治
ディレクター:豊島学恵
プロデューサー:加藤康治
制作著作:関西テレビ放送