2009年11月15日(日)午後 4:00~4:55

受賞
企画意図
交通事故や脳内血管障害など原因はさまざまで、脳の損傷箇所や程度が違うことから症状の個人差は大きい。「記憶障害」をはじめ、「対人関係が上手くできない」「依存性が強くなる」「感情をコントロールできない」などそれぞれだ。
また周囲の対応も影響を及ぼし、本人にとって「居心地の悪い環境」のなかで、二次的に鬱や異常行動が助長されることなどは、あまり知られていない。後天的に「誰しもがなりうる障害」にも関わらず、ほとんど世間の理解は深まっていないのが現状だ。
当事者・家族の思いを聞き、社会がこの障害とどう向き合うべきかを考えたい。

番組内容


ひとつの原因は「高次脳機能障害」が充分知られていないため、「怠け者」「変人」というレッテルを貼られ、トラブルが起きる。もうひとつは、後天的であれ、先天的であれ、そもそもこの社会が「障害者」にとって生きづらい環境だということだ。親たちは、自分たちが居なくなったあとの子供の居場所を探し続けている。
たとえ今「健常」であっても、誰もが障害者になりうるのだ。
2組の家族がリハビリに励む姿を通じて、障害にどう向き合うか考える。
スタッフ
編集:樋口真喜
MA:山岡正明
効果:萩原隆之
ディレクター:柴谷真理子
プロデューサー:土井聡夫