2008年7月21日(月)

受賞
企画意図
通りは一見のんびりした雰囲気に包まれ、昔ながらの面影を残しているが、その中でも新たな店が現れては消え、消えては現れるといった目まぐるしい日々が繰り返されている。

番組では韓国人女性が切り盛りする店の廃業から再開までを追い、母と娘のひときわ厚い親子愛を通して、下町の情緒とその中に生きる商売人の生き様を描く。
番組内容

「ここは生まれた町に似ているから」
天神橋に人情の厚い故郷を重ね、優雅ちゃんに大好きなバレエを続けさせるため、無休で朝4時まで店を開け続けた。しかし無理がたたって病に倒れ、ついに閉店に追い込まれることに。
再起をかけ飲食店を立ち上げようとするが当てもなく、体調の優れない不安な毎日が続く。
そんなとき、心の支えはバレエを舞う娘の姿だった。店から看板がはずれたことを心配し、次第に立ち寄ってくる馴染みの顔。それぞれの理由をもって故郷を離れた同胞らとも触れ合ううちに、やはり商売で生きていくことを決意する。店は豊かな食材と賑やかな食卓が思い出のふるさと、韓国の家庭料理店だった。
