2008年5月5日(月)
ものつくる人々-生野から世界ブランドへの挑戦-

ものつくる人々-生野から世界ブランドへの挑戦-

番組内容

大阪市生野区には1万4千の中小企業が集まっています。大企業の競争力を支えてきた様々な匠の技が生野の町には息づいています。
「生野に眠っている技術は世界に誇れるものなんだ!」と町工場の人たちを鼓舞し次々に新商品を企画している「やまちゃん」ことデザイナーの山崎充昭さん。メンバーの中で一番の年長者でありながら、一番子供に近い人です。遊び心を大切にしたバッグや、名刺入れ、傘たて、自転車など生野の町にある技術を活かし次々に新しい商品を生み出してきました。
金属加工を始め40年になる吉持剛志さんは、3年前、大手企業からの仕事がストップし倒産の危機に陥り、一時は廃業も考えました。その吉持さんが再びやる気を取り戻すきっかけとなったのが、やまちゃんたち異業種交流会の人たちとの出会いでした。吉持さんは現在、異業種交流会の代表幹事として生野の町の活性化のため、積極的に若手たちと共同作業をし生き残りをはかっています。
今年に入って原材料の値段が高騰し下請け企業にしわ寄せがきて、倒産、廃業も相次いでいます。そんな中、ものを作ることで人とつながる喜びをかみしめ、乗り越えようと奮闘している町工場の人々を追いました。